東京工芸大学生、MZ世代向けポップアップストアで最優秀賞を受賞!
東京工芸大学芸術学部デザイン学科の3年生、HWANG YOUNGSEOKさんが「第22回主張する「みせ」学生デザインコンペ」で最優秀賞を受賞しました。このコンペは、次世代の商業施設づくりをテーマに多くの学生がアイディアを競い合う場です。HWANGさんの作品、「ICON CITY」は、現代の商業施設の在り方を見直すもので、特にMZ世代に向けた新しい手法のポップアップストアを提案しています。
作品「ICON CITY」について
「ICON CITY」は、短期間での集中した体験を提供するポップアップストアというテーマです。このストアは、FOMO(Fear of Missing Out)を刺激する特殊な設計が特徴です。ポップアップストアは、期間限定で運営されるため、来店する顧客の期待感を高めます。さらに、一般的な有名ブランドではなく、SNSなどを通じて活動する若手ブランドを集め、「若手ブランドの百貨店」としてイメージを構築しています。
HWANGさんは、この作品を通じて、若手ブランドを支援するための商業施設の必要性を訴えています。彼の提案するアイディアは、現代の消費者のニーズに合致した評価を受け、審査員から高く評価されました。受賞についてHWANGさんは、「最優秀賞を受賞でき、とても嬉しいです。発表日はクリスマスと同じで、まるでプレゼントのように感じました」と語ります。
他の入賞作品について
このコンペでは、HWANGさんだけでなく、同じデザイン学科の名門である徳岡拓海さんも入賞しました。彼の作品「公園と共生する商店街」は、地域コミュニティの形成に焦点を当てたデザインです。公園を中心に商店街を設計し、地域住民がコミュニティとして一緒に育つことを目指しています。徳岡さんは、「商店街の設計は、地域の特性を生かしながら、人々が集まる場所を創ることが大切です」と述べています。
コンペの背景
「主張する「みせ」学生デザインコンペ」は公益社団法人商業施設技術団体連合会が主催するもので、商業施設の在り方を様々な視点から問うことを目的としています。今年は349作品が応募され、競い合う中で、HWANGさんと徳岡さんの作品が選ばれました。そして、授賞式は2025年1月17日に開催される予定です。
まとめ
HWANG YOUNGSEOKさんと徳岡拓海さんの受賞は、東京工芸大学のデザイン教育が実を結んだ結果とも言えるでしょう。両名のプロジェクトは、未来の商業施設デザインに新たな方向性を示すものであり、今後の展開にも注目が集まります。当大学は、1923年に設立され、テクノロジーとアートを融合した教育を行っており、2023年には創立100周年を迎えました。ぜひ、彼らのこれからの活躍を見守りたいですね。