ニーズウェルとHmcommが資本業務提携を発表、新たな協業の可能性を探る

ニーズウェルとHmcomm、資本業務提携を締結

2023年10月、株式会社ニーズウェル（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：松岡元）は、Hmcomm株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長CEO：三本幸司）との資本業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携は、両社の協業関係をさらに深め、長期的な戦略的パートナーシップを築くことを目的としています。

資本業務提携の意義

今回の提携は、2025年5月に結ばれた業務提携に加えて、より一層の協力体制を築くための一環です。両社は相互に株式を持ち合うことで、共通の利益を追求しますが、ニーズウェルは保有する自己株式を活用してHmcommに株式を割り当てる計画で、流通株式比率への影響はない見込みです。

Hmcommは「音声認識」と「異音検知」に特化したAI技術のプロバイダーで、音声認識分野では、多言語対応を進めています。この技術は、顧客サービスセンターなどでのコミュニケーションを自然かつ効率的に行うための解決策を提供します。異音検知技術では、機械の稼働音を解析し、故障やトラブルを未然に防ぐことで、稼働率の向上に貢献しています。加えて、音に関する自然言語処理の分野でも生成AIを積極的に活用しています。

一方、ニーズウェルは独立系システムインテグレーターとして、金融系のシステム開発をはじめとした幅広い業界向けにソフトウェア開発を行い、AIやRPA技術を用いた独自のソリューションを提供しています。最近では長崎大学と連携して生成AIを活用したプロジェクトに取り組むなど、IT業界の進化に努めています。