BBIXとBIGLOBE、新たな接続拠点でデータトラフィックを加速
BBIXとBIGLOBEがタッグを組む
2023年7月、株式会社アット東京が運営する中央センター(CC1)において、BBIX株式会社とビッグローブ株式会社が新たな接続拠点を開設しました。この拠点は、データトラフィックの円滑な交換を目的に設立されたもので、通信業界における重要な進展を示しています。
1. 国内通信事業の現状
日本のデータセンターは、ファシリティーとネットワーク接続性によって二つのカテゴリーに分類されます。前者は優れた建物や電気、空調といった物理的要素を持ち、後者は豊富な通信接続性やインターネットエクスチェンジ(IX)に強いものです。しかし、後者の拠点は国内で少ないため、重要なサービス業者にはデータセンターの拡張性が求められています。
2. アット東京の特徴
アット東京は、総床面積142,000㎡を誇る中央センター(CC1)を中心に、ネットワーク接続性とファシリティーの両方の優位性を兼ね備えています。特に、24時間365日のバイリンガル対応や運用ノウハウ、そして拡張性が高いことから、多くの通信事業者に選ばれています。
3. BBIXの新拠点
BBIX株式会社が新たに開設した「BBIX東京第5センター」は、東京都では5番目、全国では9番目の拠点です。このセンターは、大手コンテンツ事業者と国内ISPとのデータトラフィックのスムーズな交換を実現するために設立されました。具体的には、アット東京のデータセンターを利用するISP、データセンター事業者、金融機関に向けて相互接続ポイントを提供します。
4. BIGLOBEの戦略
一方、BIGLOBEもアット東京内に接続拠点を開設し、安定したISPサービスを提供します。キャリアやクラウド事業者と同じデータセンター内での接続により、BIGLOBEの高品質なサービスを維持・向上させることが可能です。ダークファイバーなど多様な通信回線が集まる環境を生かし、他のデータセンターや世界的な都市とのダイレクトな接続も見込めます。
5. 連携による新しい通信環境
BBIXとBIGLOBEは、アット東京を利用して、アジア地域の通信業者に対してワンストップのインターネット接続ソリューションを提供します。特に、アメリカ、香港、シンガポールなどとの円滑な接続は、通信事業者の多様なニーズに応えるための重要な要素です。
6. 今後の展望
一般企業やISPにとって、拡張性と安定性を兼ね備えた接続環境の提供は、未来のビジネス展開にとって不可欠です。アット東京は、これらの事業者が互いに接続しやすい拠点となることを目指し、高品質な接続環境の実現に向けた取り組みを続けています。これにより、ビジネスの加速や新たな価値の創出が期待されます。
BBIXとBIGLOBEの新たな接続拠点は、通信業界における重要なステップとなります。これからの時代に向けて、さらなる発展が期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社 アット東京
- 住所
- 東京都江東区豊洲5-6-36 SIA豊洲プライムスクエア3階
- 電話番号
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03-6372-3000