Onitsuka Tiger、ロンドンに新たなレッドコレクションストアを開店

日本を代表するファッションブランド、Onitsuka Tigerが5月27日、ロンドンの賑やかなコベントガーデンにあるニールストリートに、欧州初のレッドコレクションコンセプトストアをオープンしました。この店舗のオープンは、2024年に迎えるブランド設立75周年を記念したもので、代表作である「MEXICO 66™」を中心に、様々なヘリテージスタイルを展開しています。

新店舗は、フィリップ・ディニとジャンルーカ・カタルディが率いる建築事務所、Studio Dini Cataldiによるデザインに基づいています。店舗の設計は、日本の伝統と現代的な都会的美学が調和したコンセプトで構成されており、入るだけでその世界観を味わうことができます。

200平方メートルのリテールスペースは、日本の桜にインスパイアを受けた鮮やかなオニツカタイガーレッドで彩られています。空間全体には、すっきりとしたラインとモジュール式の構造、シャープな幾何学模様というデザイン要素が盛り込まれ、日本建築のミニマリズムを反映しています。さらに、洗練されたレッドとブラックの鏡面仕上げが、内装に独特の存在感をもたらしています。

ディスプレイウォールにはモノリシックなブラックコンクリートが採用され、自立式の赤いガラスユニットには多彩な商品が並びます。マットブラックの什器とホワイトのライトボックスが、店内商品の視認性を高め、洗練された印象を与えます。

店舗のファサードには回転するプリズムのインスタレーションが設置され、ダイナミックな店頭コンセプトが実現されています。このプリズムは、キャンバスのように刻々と変化し、コベントガーデンの活気あふれるエネルギーを具現化します。

Onitsuka Tigerのカンパニー長・庄田良ニ氏は、「この店舗は単なる販売の場ではなく、多様性や次世代カルチャーが交錯するコベントガーデンで、日本のデザインやクラフトマンシップを基に、芸術やエンターテインメントの領域にも静かに踏み込んでいく場になることを目指しています。」と語ります。

また、オープンを記念してコベントガーデン店限定モデル「MEXICO 66™ NM」（NIPPON MADEシリーズ）が登場します。この新店舗では、「レッドコレクション」に加え、バッグやアクセサリー、さらにNIPPON MADEコレクションまで多様な商品ラインが揃っています。

さらに、Onitsuka Tigerは新店舗の向かいにある人気パブ「Crown & Anchor」と提携し、定期的にオーセンティックな英国式パブ「Onitsuka Tiger Tavern」を開催する予定です。オープニングレセプションでは、サントリーウイスキー「季」（Toki™）を使用した特製カクテルや、日本風のフィンガーフードとのペアリングを楽しむイベントも予定されています。この「Onitsuka Tiger Tavern」は、2025年5月30日までの開催を予定しています。有名なコベントガーデンで、この新たな魅力的なストアで特別な体験を味わってみてはいかがでしょうか。