生成AI活用の求人が急増!エンジニアの新たな転職機会
AI技術の進化に伴い、さまざまな分野でその活用が進んでいます。特にIT/Webエンジニアの領域においては、生成AIが新たな価値を生み出し、求人市場にも大きな影響を与えています。ファインディ株式会社の転職サービス「Findy」により、生成AIを利用する企業の求人票数が急増していることが明らかになりました。
求人票数が2ヶ月で2,900件を超える
ファインディ株式会社は、2025年3月に「Findy」に新たな機能を追加しました。この機能では企業が自社の生成AIの活用状況を可視化できるようになり、その結果、短期間で生成AI活用企業の求人が2,900件を突破したことを発表しました。この驚異的な数字は、エンジニアの業務においてAI技術がどれだけ浸透しているかを示すものです。
エンジニアのAI活用状況
2025年1月から2月にかけて行われた調査によると、91.8%のIT/Webエンジニアがすでに業務で生成AIを活用していることがわかりました。また、エンジニアが企業選びで重視する点として、AIを積極的に活用している企業が挙げられており、特に技術情報を公開している企業が好まれています。これに応じて、企業は自社のAI活用状況を求人票に掲載し、より優秀な人材を引きつける努力をしています。
株式会社EARTHBRAINの成功事例
この機能を利用した企業の一つ、株式会社EARTHBRAINでは、マッチング率が4倍に向上したとのことです。同社の執行役員CIO兼CTOの井川甲作氏は、生成AIの導入が生産性の向上に寄与すると述べています。彼の会社はデジタル技術を駆使し、建設業界におけるDXソリューションを提供しており、その一環としてAI活用を進めています。
都営地下鉄での広告展開
ファインディは、認知度のさらなる向上のために、都営地下鉄で吊手広告の掲載を開始しました。広告は大江戸線、三田線、浅草線の車両内に掲出され、2025年5月26日から1年間の予定で掲載されます。これにより、IT/Webエンジニアの転職サービス「Findy」の認知度が高まり、より多くのエンジニアにアクセスされることが期待されています。
Findyの概要と今後の展望
「Findy」は、エンジニアのスキルを可視化し、企業とのマッチングを行う転職サービスです。現在、登録エンジニアは12万人を超え、約1,100社の企業が参加しています。ファインディは今後、さらに多くの企業やエンジニアに向けたサービス展開を進めていく方針です。
結論
生成AI技術の進化は、エンジニアの転職市場において重要な変化をもたらしています。企業がAI活用の状況を求人票に明示することで、エンジニアたちが自身のキャリアをより良い方向に進める機会が増えているのです。今後もこの流れは続くと予想され、さらに多くのエンジニアがこの新たな市場を活用することになるでしょう。