特別イベント「未来へつなぐヒロシマの記憶~万博から世界へ」
2025年8月31日、関西万博の国連パビリオンで行われる特別イベント「未来へつなぐヒロシマの記憶~万博から世界へ」は、被爆80年を記念して、RCC中国放送が主催します。このイベントでは、過去の教訓を未来に活かすための重要なメッセージが発信されます。
田中稔子さんの講演
イベントには、6歳の時に広島で被爆した田中稔子さんが登場し、核兵器廃絶について訴える講演を行います。田中さんは、被爆後の苦しみや、その影響を受けた自身の経験をもとに、平和の大切さを参加者に伝えます。彼女の生の声が、どれほど多くの人々に響くかは計り知れません。
国連の取り組みについて
講演には、特別ゲストとして国際連合広報センター所長の根本かおるさんも参加し、国連の核兵器廃絶や平和構築に向けた取り組みについてお話しします。国際的な視野からの分析は、私たちが直面する課題を深く理解する手助けとなるでしょう。
貴重なフィルムの上映
イベントの一環として、原爆投下から2ヶ月後に記録された「日映フィルム」の上映も行われます。このフィルムは、当時の厳しい状況を伝える貴重な資料です。東京大学大学院の渡邉英徳教授が協力し、AI技術を使用して当時の映像をカラー化しました。この試みは、被爆者の視点をよりリアルに伝えることを目的としています。
特別展示の情報
さらに、8月25日から31日まで、国連パビリオンでは、TBSが主催する平和と戦争をテーマにした特別展示が行われます。ここでは、戦争についての証言や映像、また小学生による平和をテーマにしたアート作品などが展示されます。これにより、来場者はさまざまな形で平和について考える機会を得ることができます。
機会の詳細
この特別なイベントは、大阪・関西万博の国連パビリオンで行われます。参加するためには、イベント当日の入場チケットが必要です。構造や内容は変更する可能性がありますので、参加希望の方は事前に確認してください。
激動の歴史を繋ぐ
このイベントは単なる過去の振り返りではなく、現在そして未来へつなぐ意味をもっています。私たちは歴史から何を学び、どのように平和を築くかが問われているのです。関西万博の国連パビリオンで、この重要な議論に一緒に参加しましょう。
まとめ
被爆80年を迎える今、歴史の記憶を未来へ受け継ぐための機会を提供するこの特別イベントに、ぜひご参加ください。平和の大切さを再確認し、未来への希望を共有する貴重な時間が待っています。