大日本印刷株式会社(DNP)は、2025年4月23日から25日まで東京ビッグサイトで開催される学校や教育機関向けの展示会「EDIX東京2025」に参加します。DNPブースでは、最新の「不登校支援メタバース」についてのセッションが開催され、教育委員会の代表者が実際の取り組み事例を発表します。
このセッションでは、DNPが開発した3Dメタバース「メタバース空間を利用したラーニングシステム」がどのように不登校支援に活用されているのか、実際の成果や利用者の声に焦点をあててご紹介します。
具体的な講演内容としては、第一日目に静岡県教育委員会が行う「不登校支援メタバースしずおかバーチャルスクールの挑戦」という発表があります。この講演では、2025年1月から3月に実施された試行期間を経て、2025年度に本格運用に向けた成果やフィードバックを紹介します。
第二日目には東京都教育庁の発表が予定されており、「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」の広がりについて説明があります。こちらは、2022年度から始まった不登校支援メタバースの取り組み実績とその効果を共有します。
そして最終日には江戸川区教育委員会が「江戸川区の不登校メタバースへの取り組み~東京都VLP事業を受けて~」と題した発表を行います。この講演では、オンライン部活動や「初心者の会」など、児童生徒を飽きさせない独自の取り組みを紹介します。
これまでに寄せられた感想の中には、「孤独感が解消された」「毎日が楽しくなった」「文字の読み書きが苦手でも、3Dならではのリアクション機能が役立った」といった声が多く見られます。実際の現場で取り組まれている教育委員会の職員から直接お話を聞ける貴重な機会になることでしょう。導入方法に関する質問も受け付ける予定ですので、ぜひお気軽にお尋ねください。
DNPが開発した「メタバース空間を利用したラーニングシステム」は、不登校や日本語指導が必要な生徒に対して、インターネット上の仮想空間を通じて居場所と学びの場を提供する3Dメタバースサービスです。このサービスは、東京都内28 municipiosと静岡県全域での導入が進んでいます。
DNPのXRコミュニケーション事業では、多様な年齢や背景を持つ人々がリアルとバーチャルの空間を行き来できる新しい体験を創出しています。また、教育分野では電子書籍の配信基盤や入試業務のDX化といった様々な取り組みを通じて、教育の質向上に努めています。
EDIX東京2025でのDNPの取り組みは、新しい学びの形を模索する教育関係者にも大きな示唆を与えることでしょう。この取り組みを通じて、教育の現場がどのように変化していくのか、目が離せません。