株式会社HPPT(エイチ・ピィ・ピィ・ティ)と株式会社サンブリッジは、共同開発した新しいソリューション「ORCA(オルカ)」を発表しました。このソリューションは、企業のマーケティング部門と営業部門が抱える共通の課題を解決するために設計されています。
ORCAは、営業活動の強化を目指し、企業の収益性向上を図ることができます。HPPTが強みとする人材の生産性向上の観点と、サンブリッジが得意とするクラウドソリューションの技術を融合し、ヒト(人間の行動)とモノ(情報)の効果的な活用を実現します。
背景と課題
近年、多くの企業が競争の激化に直面し、商品やサービスの競争優位性を生み出すことが難しくなっています。このため、営業部門の重要性が更に増してきており、質の高い営業活動が求められていますが、多くの企業が依然として業務の見える化にとどまってしまっているのが現状です。ツールを導入したものの、期待された効果が得られない、または定着していないケースも多く見受けられます。
ORCAでは、この問題に対して以下の3つの課題を明確にし、それぞれに対する解決策を提供します。
1.
見える化の限界:多くの企業が業務の見える化を実現していますが、それが目的化してしまい、さらなる発展へとつながっていません。
2.
部門間の壁:マーケティング部門と営業部門の間には距離や関係の壁が存在し、効率的な連携を妨げています。
3.
効果の不透明性:改革の取り組みが企業業績の向上にどのようにつながるのかが明確でないため、実行に移せない状況です。
ORCAの提供価値
ORCAは、これらの課題を解決するために3つのバリューを提供します。
1.
業務行動の客観的分析:マーケティング活動及び営業活動に関わる人材がどのように行動しているかを客観的に測定し、生産性を向上させます。
2.
統合的なアプローチ:営業部門とマーケティング部門が連携できるように、マネジメント・ソリューションとITソリューションを論理的に設計します。
3.
定量的データの利用:データに基づいて生産性を向上させ、ツールの定着にも寄与する支援を行います。
ターゲット顧客
ORCAが特に効果を発揮するのは、以下のような企業です:
- - 人的営業が必須のビジネスを展開している会社
- - 顧客ニーズに応じたカスタマイズが求められる商材を扱う企業
- - ヘビーな検討期間が必要な商材を提供する企業
- - 既存顧客のニーズを把握し適時に商材を提案する企業
これらの企業はB to B、B to Cのいずれでも対象となります。
ORCAのアプローチ方法
ORCAは「マーケティング」「リード管理」「営業」の3つの活動を対象とし、それぞれの業務プロセスの管理を強化していくことによって生産性を向上させます。具体的には、HPPTの開発した「HPPTモデル」に基づき、収益性向上可能性の調査、原因分析から改善施策の実施と評価を行います。
名称の由来と願い
ORCAという名称は、Optimized、Re-engineering、Collaborative、Accelerationという用語から生まれており、経営資源を最適化し、ステークホルダーと協力しながら経営を加速させることを意味しています。また、シャチ(オルカ)の特性を用いて、情報や人々が流れる海を強く泳ぎ切る象徴として位置づけられています。これは、改革に挑む企業が新たな価値を追求する決意を表しています。
ORCAを知るセミナー
ORCAのサービス内容を詳しく知りたい方は、7月10日に開催されるセミナーへの参加をお勧めします。現状のツール導入に対して成果が得られていない企業の方々も大歓迎です。