日本トリートがAI経費承認を導入
日本トリート株式会社は、2023年に経理AIエージェントであるTOKIUMの経費承認システムを導入したことを発表しました。彼らは、1925年に創業した歴史ある建設企業であり、特殊工事を中心とした幅広い業務を展開しています。
導入の背景
日本トリートでは、全国各地で多数の工事を行っているため、現場の従業員からの経費申請も多く、年間約9,000件にのぼります。これにより、経理部門では確認や修正作業が発生しており、大きな負担となっていました。申請内容の入力ミスや、不適切な規定に基づく申請が特に問題視されていました。さらに、領収書画像との照合や二重申請の確認も全て人力で行われていたため、経理業務の非効率が目立つ状況でした。
AI導入のメリット
導入されたTOKIUMの最大の特徴は、AIが社内の経費規定を参照しつつ、申請の不備をチェックし、一次承認を自動で行う点です。このシステムにより、不備があった場合には、該当する部分とその理由が明確に示され、経理担当者の負担が軽減されます。また、判定ルールを自社で調整できることや、AIによって不備がある申請が「保留」され、最終判断を人が行えるシステムも導入されました。これにより、業務のフローが大幅にスムーズになりました。
さらに、日本トリートでは経費申請から承認までを一貫してTOKIUM上で完結できるシステムを運用しており、領収書の電子保存機能もこの導入の決め手となりました。
経理部からのコメント
日本トリートの経理部で担当をされている光澤理恵さんは、AIに経費の承認を任せる初期段階では不安もあったと語っています。しかし、テスト運用を経て本格運用に移行することで、安心して業務を進められるようになったとのことです。運用開始からは、基本情報の確認に要する時間が大幅に削減され、年間約25時間の時間短縮が見込まれています。これにより、経理部はより重要な業務に専念できる環境が整いました。
TOKIUMについて
経理AIエージェントであるTOKIUMは、AI、プロスタッフ、クラウドシステムが密接に連携しており、業務の自動化を実現します。定型業務からビジネスパーソンを解放し、よりクリエイティブな業務に集中できる環境を提供します。
経理AXプロジェクト「Move AX」
TOKIUMは経理AXプロジェクト「Move AX」を立ち上げ、経理業務における残存するアナログ作業を自動化し、業務効率を高めることを目指しています。AIエージェントによる業務支援だけでなく、導入事例やウェビナーを通じて、各企業の経理部門に対するサポートも積極的に行っています。
企業情報
TOKIUMは2012年に設立され、経費精算や請求書管理などの経理AIエージェントを提供しています。一方、日本トリートは1925年に創業し、アスベスト処理工事などの特殊工事を手掛ける建設会社です。
このように、日本トリートがTOKIUMの導入を通じて経理業務の効率化を図ることで、今後の建設業界における新しいスタンダードの確立が期待されています。