小松市の石文化
2017-12-19 18:32:26
石川県小松市が誇る珠玉と石の文化を体感できるプロジェクトの魅力とは
小松市の魅力的な石文化
石川県小松市では、全国的に知られる“珠玉と石の文化”が広く認知されることを目的として、日本遺産に認定されたプロジェクトが進行中です。その第1弾として、滝ヶ原石切り場のライトアップが14日から25日までの期間にわたり行われます。
滝ヶ原石切り場の魅力
滝ヶ原石切り場は、1980年代に文化財に指定された場所で、緑色凝灰岩の採掘場としての歴史を持っています。この石切り場では、古くからの採掘技術が引き継がれ、現在もなお多くの方に親しまれています。古代からの採掘の跡を見ることができるこの場所は、自然豊かな里山に囲まれており、独特の風景を作り出しています。
ライトアップ初日の13日には、事前の特別点灯が行われ、大雪の中で幻想的に輝く石切り場が登場しました。その美しい景色はまるで古代遺跡のような荘厳な雰囲気を醸し出しました。
このライトアップは毎日夕方5時から7時まで行われ、訪れる人々は、冬の寒さの中でも温かい気持ちでこの景色を楽しむことができます。特にこの季節ならではの雪に覆われた滝ヶ原石切り場は、幻想的な美しさに溢れています。
小松市における石の文化
小松市の人々は、歴史的に様々な種類の石を採掘し、その加工技術を高めてきました。弥生時代から始まった宝玉の制作は、2300年にわたる歴史があります。金や銅、メノウ、水晶など、さまざまな石の資源が小松市から生まれ、全国に広まってきました。特に、碧玉のアクセサリーは権力の象徴であり、今なおその加工技術は難しいとされています。
このような小松の豊かな自然とその土地で育まれた石の文化が、文化庁によって日本遺産として認定されました。これは地域活性化に向けた取り組みの一環で、地域の歴史や文化を国内外に広めることを目指しています。
小松市のおすすめスポット
滝ヶ原石切り場のほかに、小松市には多くの魅力的な観光スポットがあります。例えば、小松市立博物館では、小松の歴史や文化について学ぶことができます。また、まるで青の洞窟のような鵜川石切り場や1300年の歴史を持つ古刹、那谷寺も訪問する価値があります。さらに、滝ヶ原アーチ石橋や独特の世界観を持つハニベ巌窟院も見逃せません。
小松市は、石文化を通じて訪れる人々に多様な体験を提供しており、日本遺産の認定を受けたことでその魅力が広がっています。訪れる方々は、歴史と文化を身近に感じながら、心豊かな時間を過ごせることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人 こまつ観光物産ネットワーク
- 住所
- 石川県小松市土居原町710番地
- 電話番号
-
0761-21-8208