Catalent Japanが提案する臨床試験の新たな未来とは

　2021年9月30日、Catalent Japanはオンラインセミナーを開催し、新工場設立に関する情報や臨床試験における供給の課題についての知見を共有する予定です。本セミナーでは、グローバルなクリニカルトライアルにおける供給の重要性や、その実施に伴うさまざまな課題について考察されます。

　日本では、2007年に厚生労働省が「国際共同治験に関する基本的考え方」を発表以降、国際共同治験の数は急増しています。しかし、治験の実施には、投薬計画の複雑さや時差、治験薬の輸出入問題など、数多くの障壁が存在しています。さらに、COVID-19の影響により、これらの課題はより一層顕在化しています。

セミナーでの主なポイント

　本オンラインセミナーでは、Catalent Japanの専門家が以下の内容に焦点を当てて解説します：

1. 臨床試験における供給の課題の理解
過去の調査結果をもとに、フェーズごとの治験薬の供給における問題点を明らかにします。

2. 治験薬供給に影響を与える要因
国内外で影響を与える可能性のある要因について、具体的な事例を挙げて商論します。これには、コストやスケジュールの遅れが含まれます。

3. ベンダー削減の影響
ベンダー数を減少させることによって、どのように臨床試験のリスクやコストが削減できるかを示します。具体的なデータやケーススタディを交えます。

4. 新工場の紹介
日本で唯一の総合クリニカルサプライ・プロバイダーとしての、Catalentの新たな施設についても説明があります。この新工場は6,000㎡の広さを持ち、業界のニーズに応えるための整備が進められています。

Catalent滋賀工場

　Catalent滋賀工場は、2021年秋に開所予定で、国際共同治験の拠点としても機能することが期待されています。この工場は、高度なデリバリー技術を駆使し、低分子医薬品からバイオ医薬品まで、多様な製品に対応可能です。これにより、治験薬や医薬品を国内外に安定して供給する体制が整います。

　Catalent Japanは、業界内での長い歴史と実績を基に、医薬メーカーや健康食品メーカーに受託サービスを提供しており、国内外では約14,000名の従業員が活動しています。およそ2,400名が科学者や技術者として、治験や製造の最前線で奮闘しています。

　本セミナーは、医療業界関係者にとって非常に重要な情報源となることでしょう。参加は無料で、事前に申し込みが必要となります。興味のある方は、公式サイトから詳細をご確認の上、お申し込みをお勧めします。