東かがわ市の魅力をアートで引き出す
香川県に位置する東かがわ市は、消滅可能性自治体に選ばれてしまったがために、さまざまな地域活性化の取り組みが急務とされています。その中でも注目を集めるのが、2024年10月1日から始まる「東かがわ市88アートプロジェクト」です。このプロジェクトでは、市内の88の場所にアート作品を制作・設置し、街全体をアートギャラリーのような空間に改造することを目指しています。
この事業の目的は、東かがわ市の魅力をアートを通じて広く発信することです。アート作品は、設置された場所で見ることができるだけでなく、各アーティストがどのように作品を制作しているのか、そのプロセスも公開されます。このように作品が完成する過程を見守ることで、地域住民とアーティストのつながりを深めていくことが狙いです。
プロジェクトの発起人の思い
プロジェクトの代表である安宅来夢氏は、「同じように過疎化が進む地域が全国にある中で、私たちの取り組みを通じて地域に元気を届けられれば」と熱い想いを語ります。アートを活用した町おこしという新たな挑戦を通じて、素晴らしい作品を生み出すだけでなく、人の心を動かし、感動を生むことが重要だと考えているようです。
アート作品設置場所と協力団体
アート作品は様々な場所に設置されます。以下は一例です:
- - しろとり動物園
- - 三本松商店街
- - 焼肉屋「味道源」
- - 居酒屋「魚源」
- - 五名ふるさとの家
- - 東かがわ市歴史民俗資料館
- - 体験学習館マーレリッコ
- - とらまるパペットランド
- - 株式会社タナベ刺繡
- - 株式会社フクシン
こちらの設置場所は今後、公式HPで追加・更新がされる予定です。
記者会見について
本プロジェクトの発表に伴い、以下の日程で記者会見が行われます。
- - 開催日: 2024年10月1日 13:30〜14:30(予定)
- - 会場: 東かがわ市交流プラザ第一・第二会議室
住所:香川県東かがわ市湊1806番地2
出席予定者には、東かがわ市長や安宅来夢氏をはじめとして、協力企業の代表者が登壇予定です。質疑応答の時間も設けられ、プロジェクトの詳細についての説明が行われます。
GYAGYAGYA GALLERY合同会社の取り組み
このプロジェクトを手がけるGYAGYAGYA GALLERY合同会社は、二人の兄弟、安宅来夢氏と安宅礼央氏が立ち上げたアート事業の企業です。彼らは、アートが全ての分野のアーティストに活躍できる場を提供し、日本のアートを国際的に発信することを目指しています。これまでの展示会形式にとらわれず、新しい形のアート体験を提供することが彼らの使命です。
まとめ
「東かがわ市88アートプロジェクト」は、地域の賑わいを取り戻すための新たな試みであり、アートを通じて地域住民が一丸となり、魅力を発信していく姿勢が鮮明です。このプロジェクトを通じて、東かがわ市が新しい形の文化の発信地として多くの人々に知ってもらえるきっかけになることを期待しています。