女子学生を支援する新プログラム『Waffle Camp』
最近、日本の女子中高生とIT業界の関係を考察する必要性が高まっています。OECDの調査によると、日本では女子中高生のICT職業に対する関心が著しく低く、特に3.4%という数字は最下位を示しています。この状況を打破するために一般社団法人Waffleは、女子中高生専用のオンラインプログラム『Waffle Camp』を発表しました。
Waffle Campとは?
『Waffle Camp』は「これからのITをカラフルにする女の子たちへ」をテーマに、女子中高生がプログラミングやウェブサイト開発を学ぶためのプラットフォームです。このプログラムは、プログラミングに興味を持ちながらも、学習を続ける機会が少ない女子学生のニーズに応えるために設計されています。
プログラムは、事前学習、オンラインでの1日教室、2週間の事後学習からなり、さらにはキャリアロールモデルとの対話の機会も用意されています。受講者一人一人を大切にするため、各回の定員を10名に設定した少人数制を採用しています。
Waffle Campの具体的な特徴
1. 実践的なスキルが短期間で身につく
受講生は、事前課題と半日間の講座を通じて、実際のコードを書きながらウェブサイトを制作します。これにより、プログラミングの基礎を短期間で確実に習得できます。また、講座終了後も受講者のウェブ制作をサポートする体制が整っています。
2. キャリアの実情を学べる
国内外で活躍する女性エンジニアたちのキャリアトークも予定されています。ウェブサイト制作を学びながら、どのような職業が待っているのか具体的なイメージを膨らませることができます。更に、英語のセッションも行われ、簡単な通訳がつくため、国際的な視点も持つことができるでしょう。
3. 現役女性エンジニアからのサポート
受講中はもちろん、修了後も2週間の間、メンターへの質問や相談が可能です。このプラットフォームは、学びを自宅でも持続できるようにしており、疑問解消の場を提供します。
Technovation Girls成果報告会とローンチイベント
『Waffle Camp』の発表会は、2020年7月12日(日)にオンラインで行われます。このイベントでは、国際アプリビジネスコンペティション「Technovation Girls」の2020年度の成果報告も行い、日本から参加した2チームの4ヶ月間の努力を発表します。そして、Waffle Campの開発背景やモニター参加者の意見も共有される予定です。
Waffleのミッション
一般社団法人Waffleは、IT業界でのジェンダーギャップを解消することを使命としています。高校生や中学生の女子学生にプログラミングやITに対する興味を喚起し、さらなるキャリアの可能性を広げるための活動を2017年から行ってきました。『Waffle Camp』は、彼女たちの挑戦と成長を支援する新しいステップです。
これから、『Waffle Camp』を通じて多くの女子中高生がITの世界に飛び込み、自由で豊かな可能性を広げることを期待しています。関心がある方は、ぜひ公式サイトをチェックして、イベントにご参加ください。
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