純米吟醸「祥雲金龍」初夏の風を感じて
宮城県大崎市松山の株式会社一ノ蔵が、金龍蔵ブランドの第2弾商品「祥雲金龍 純米吟醸 木桶仕込み」を5月15日に正式にリリースしました。この限定商品は、宮城県栗原市一迫にある金龍蔵で仕込まれる純米吟醸酒です。
木桶仕込みの魅力
この酒の特異性は、唯一使用される木桶での仕込みです。木桶はその保温性に優れており、醪(もろみ)の温度が金属製タンクに比べて約1℃高く維持されます。この温度差が、酒に独特の爽やかな酸味を生み出します。
原料に使用されているのは宮城県産の酒造好適米「蔵の華」。この米からは雜味を効果的に取り除くために、扁平精米という手法が採用されています。それにより、木桶仕込みによる爽やかな酸味が加わり、スッキリとした味わいに仕上げられています。実際にこの酒を飲むと、香味の調和に驚かされることでしょう。
限定販売と価格
「祥雲金龍 純米吟醸 木桶仕込み」は、全国71店舗の金龍蔵の会でのみ販売されています。希望小売価格は、1.8リットルが3,960円、720ミリリットルが1,980円(税込)です。季節限定ということもあり、ぜひこの機会に味わってみてください。
金龍蔵の歴史
金龍蔵は文久二年(1862年)に創業され、南部杜氏の伝統技術を大切に守り続けています。地名「金田」から「金」の字を取り、中国で水の神とされる「龍」の字を組み合わせた名前は、まさに酒の品質の高さを示しています。
また、栗駒山を水源とする迫川の良質な水と、伊達家の御膳米産地である良質の米が、この地に集まる条件を整えています。
金龍蔵の名前には、開運や縁起を願うような意味も込められており、より多くの幸せが訪れるようにとの思いがこめられています。
最後に
金龍蔵の「祥雲金龍」は、新しい魅力が詰まったお酒です。この初夏にぴったりの爽やかさを堪能しながら、特別なひと時を楽しんでみてはいかがでしょうか。県内外問わず、金龍蔵の会でこの貴重な純米吟醸を探してみてください。将来、この出会いが一つの良き思い出となることでしょう。