カルビーの新たなスタート:R&Dセンターの拡張
栃木県宇都宮市に位置するカルビー株式会社のR&Dセンターにて、待望の新研究棟が完成しました。2025年4月24日、ここで竣工式が行われ、同センターの研究能力と生産力が大幅に向上することが期待されています。今回の増築により、研究棟の延床面積は約2倍になり、研究エリアは従来の約3倍にも拡大されました。このリニューアルは、基礎研究から応用研究、品質研究や「おいしさ」に関する研究の各機能を強化するための大きな一歩と言えるでしょう。
新研究棟の背景
R&Dセンターは2004年に稼働を開始し、以来、カルビーの新商品開発や研究の中心地としての役割を果たしてきました。拡張の経緯としては、研究力のさらなる向上と、部門間の交流の促進が求められる中で決定的な一歩を踏み出した形です。新しい研究棟の工事は2024年2月にスタートし、約1年後の2025年4月に完成を迎えました。
新しい研究棟の特長
新研究棟には、広々としたオープンなワークスペースが設けられています。この空間はABW(Activity Based Working)という新しい働き方を導入しており、従業員はその日の業務内容や気分に合わせて働く場所を自由に選ぶことができます。これにより、チームを超えた交流が促され、全体の生産性が高まることが期待されています。
さらに、バイオフィリックデザインを取り入れた内装により、栃木県産の木材や大谷石が使用されています。これにより、自然な質感が感じられる空間が実現し、従業員のストレスを軽減し、集中力を高める効果があるとされています。
カルビーの成長戦略
カルビーグループは成長戦略の一環として、「新規領域売上高比率5%」という目標を掲げ、アグリビジネスや食と健康の分野での拡大に力を入れています。具体的には、ばれいしょや甘しょ、豆などの基礎研究を進めつつ、腸内フローラや睡眠分野における研究も推進します。この新しい研究棟の完成は、その実現に向けた土台としても重要な役割を果たすことでしょう。
常務執行役員のコメント
常務執行役員兼CTOの中野真衣氏は、「新しい研究棟の完成により、研究棟全体の面積が2倍に、研究エリアは3倍に増加しました。これにより、研究開発への投資が強化され、さらなる成長を目指します」と述べています。彼女は、カルビーが100年以上にわたって成長し続けるためには、研究・開発の強化が不可欠であると強調しました。
まとめ
新しいカルビーのR&Dセンターは、広がった研究エリアと革新的な働き方をもたらし、今後の研究開発に大きな影響を与えると期待されます。おいしさと楽しさを追求するカルビーの姿勢は、これからも多くの人々の健康的な暮らしへの貢献を目指して進化し続けるでしょう。公式noteでは新研究棟に関するさらに詳しい情報も公開されていますので、ぜひご覧ください。
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