アドベンチャーワールドが目指す廃棄物ゼロパーク、リサイクルの新たな取り組み

アドベンチャーワールドの新たな挑戦

和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドでは、持続可能性を重視したパーク運営を進めています。それが、廃棄物ゼロの循環型パークの実現です。今回は、同パークが進めるリサイクルの取り組みについてご紹介します。

LIMEX製品の導入

2022年8月から、アドベンチャーワールドでは年間22万個のプラスチック製飲料カップを全面的にLIMEX製の飲料カップに切り替えました。このLIMEX製品は、主に石灰石などの無機物で構成されており、石油由来のプラスチックを使用する量を約930kg削減できることが分かっています。これにより、プラスチックごみの減少だけでなく、CO2排出量の大幅な削減にも成功しています。

新たなリサイクル製品の運用

アドベンチャーワールドでは、LIMEX製飲料カップの再利用に加え、リサイクルを行った「お買い物カゴ」や「ハンガー」の運用を2025年8月8日から開始します。

- お買い物カゴ: 約500個、パーク内のギフトショップ2店舗で使用
- ハンガー: 約200本、販売する衣類展示用に使用

これらのリサイクル製品は、客の協力により分別・回収し、株式会社TBMにてマテリアルリサイクルが行われます。この取り組みにより、飲料カップから約30%の再生材料が活用されています。

環境への配慮

LIMEX製飲料カップは、製造過程において水資源をほぼ使用せず、木材パルプを必要としないため、天然資源の保全にも貢献します。また、回収したカップは再資源化され、日用品や物流資材として再利用されるため、資源循環を促進しています。

SDGsへの貢献

アドベンチャーワールドは「いのちを見つめ、問い続ける」というSDGs宣言を掲げており、未来の環境を考えたパーク作りに努めています。アドベンチャーワールドは、すべての生命が幸せに過ごせる未来の姿を模索しています。パークでの体験が、公園を訪れる人々に環境意識の向上をもたらすことを目指し、日々取り組んでいます。