ZEN大学の地域課題解決プログラム
2025年4月に開学するオンライン大学『ZEN大学』が、地域社会の課題解決を支援する新たなプログラムを開始します。運営を手掛ける日本旅行は、地域に根差した活動を支援し、魅力ある学びの場を提供することを目指しています。このプログラムは、日本旅行が展開する旅情報メディア「Tripα」を活用し、地域の情報発信と人々との豊かな交流を促進することに重点を置いています。
日本旅行は今回の取り組みに先立ち、2024年に角川ドワンゴ学園N高等学校・S高等学校で実施した「プロジェクトN」という課題解決型プロジェクトで得た経験を踏まえています。このプロジェクトでは、「地域のスキをシェアしよう!観光サイト制作プロジェクト」というテーマで行われ、参加した生徒たちは三重県の観光を支えるために身近な地域の魅力をプロモートすることに挑戦しました。
具体的には、彼らは三重県と協力し、同県が都心との交流拠点として運営するアンテナショップ『三重テラス』の特徴や産品を活かしてPR動画を制作しました。また、旅行メディア「Tripα」での記事執筆を通じて、三重県の魅力を発信し、地域ファンを増やすことに貢献しています。
新設される『ZEN大学』では、日本旅行の企業ビジョンである「顧客と地域のソリューション企業グループ」の実現を目指し、日本財団ドワンゴ学園の教育方針である「複眼的な視野をもち、課題解決ができる学生の育成」という理念を融合させています。これにより、地域経済を活性化するために、自治体や企業との連携を強化し、やる気に満ちた学生たちをつなげるキャリア支援プログラムを展開していく予定です。
今回の取り組みは、地域社会への貢献と学生たちの実践的なスキル向上を図るものです。『ZEN大学』は、学びを通じて地域の未来を担う人材を育成し、参加する学生だけでなく、地域社会全体にとっても大きな利点をもたらすことを期待しています。
このようにして、地域課題の解決に向けた新しい学びのスタイルが、今後どのように展開されていくのかに注目です。学生たちの挑戦によって生まれる新しい価値が地域にもたらされることを願っています。