保育士たちが絶賛！話題の絵本『あたらしいともだち』3月27日発売

注目の絵本『あたらしいともだち』

世界文化社から、話題のおはなし絵本『あたらしいともだち』が2025年3月27日にリリースされることが決定しました。この作品は、月刊絵本として発表され、保育現場からの大きな支持を得て市販化が実現しました。原作を手がけたのは、アメリカの著名な児童文学作家ジュディ・デルトンさんで、イラストは日本の絵本作家いもとようこさんが担当しています。

物語の魅力とは？

本書では、2人の友だちの間に新たな仲間が加わることで起こる心の葛藤が描かれています。登場するくまくんは、親友との関係を大切に思うあまり、新しい友だちの存在に戸惑い、自らの心の痛みを感じる一方、うさぎちゃんはその新しい友だちを温かく迎え入れようとします。さらに新たに加わるりすちゃんは、2人との友情を深めようと奮闘します。この複雑な感情が、いもとようこさんの美しい貼り絵により、心に響く形で表現されています。

保育士たちからの反響

絵本が保育士たちから高い評価を受けたことで、急遽一般向けに市販化が決定したのが、本書の大きな特徴です。「子どもたちが感じる感情を描いており、真剣に読んでいます」といった声が寄せられ、また「友だちへの微妙な気持ちがうまく表現されており、子どもたちにとって心の成長を促す内容になっている」との意見も多く聞かれました。

作品を生み出した背景

この作品を創り上げたジュディ・デルトンさんといもとようこさんは、共に小学校教員の経験があるため、子どもたちの感情を理解しやすく、共感できる内容となっています。特に、物語のラストではお子さまと一緒に考えさせられる問いかけがあり、読んだ後の対話を促すきっかけとなるでしょう。また、「あとがき」は絵本の背景や作者の思いが込められた重要な部分です。

作家たちのプロフィール

原作を手がけたジュディ・デルトンさんは、1931年にアメリカのミネソタ州で生まれ、小学校教師から作家へと転身し、多くの賞を受賞した実力派の作家です。2001年に逝去されましたが、彼女の作品は今も多くの子どもたちに愛されています。

一方、絵と物語を受け継ぐいもとようこさんは、兵庫県出身でボローニャ国際児童図書展でエルバ賞やグラフィック賞を受賞した実績を持つ絵本作家です。彼女の作品は400タイトル以上にのぼり、その柔らかなタッチのイラストは多くの子どもたちに親しまれています。