育脳の新常識
2025-11-05 15:16:04
最新の育脳法「賢い脳」は食事から育てられる
「賢い脳」は脂が9割!
最近、「集中が続かない」「感情のコントロールが難しい」「知識の吸収に偏りが見られる」といった悩みが多くの親たちの間で広がっています。これらの問題は、単なる生活リズムやストレスによるものだけではなく、見落とされがちな「脳の材料不足」が大きく影響しています。
脳の60%は脂質で構成されており、日々の食事から摂取する脂質の種類が思考力や集中力、情緒の安定に関わっていることが明らかになっています。そこで、私たちは管理栄養士の小山浩子先生に、彼女の著書『育脳ごはん』をもとに、脳の発達と食事の関係についてお話を伺いました。
食事から育まれる「賢い脳」
「賢い脳」をつくるためには、どのような食事が大切なのでしょうか。小山先生によれば、子どもの脳は3つの段階で育まれ、その成長段階に応じた栄養が必要です。具体的には、0~5歳で育てる「からだの脳」、1~18歳で育てる「おりこうさんの脳」、10~18歳で育つ「こころの脳」の3つです。
特に、脳が最も成長する0~5歳の時期には、子どもに必要な栄養をしっかりと与えることが重要です。
地頭力とは?
最近注目を集めているのが「地頭力」です。地頭力は専門的な才能とは異なり、日常の食事から育むことが可能です。具体的には、脳を構成する脂質とタンパク質が不可欠です。その中でも、特に脳の60%を占める脂質が、賢い脳を育てるために鍵となるのです。
青魚に豊富に含まれるオメガ3系脂肪酸は、神経細胞の膜を保護し、脳の情報伝達を円滑にします。「あぶらは控えた方がいい」との考えを変え、「良い脂を選ぶ」ことが賢い脳を作る点において非常に重要です。
科学が裏付けるオメガ3の重要性
オメガ3が脳に良いことは、既に科学的な研究でも実証されています。オックスフォード大学の研究によると、5歳から12歳までの子どもたちにDHAのサプリメントを与えた結果、読解力や書き取り能力が向上したことが明らかになりました。このように、脳の成長には特定の栄養素が必要不可欠であり、シナプスの材料となるDHAやEPAなどのオメガ3が特に重視されています。
育脳のために親ができること
子どもの食事は主に親が選ぶため、賢い脳に育つための食事を決めることができるのは大人です。オメガ3は、成人にも推奨される栄養素ですが、特に成長期の子どもにとっては非常に重要です。
アマニ油などの育脳オイルを利用することで、日々の食事に1杯の油を加えるだけでオメガ3を簡単に摂取できます。アマニ油にはDHAやEPAの同等物質であるα-リノレン酸が50~60%含まれており、スーパーでも容易に手に入る点でも便利です。
オメガ3を効果的に摂るためのポイント
1. 魚を多く食べる:子どもにとっては、肉ではなく魚を主食にして、脂質を摂取することが理想的です。
2. 缶詰を活用:さつま揚げやサバ缶など、手軽に摂取できる食品を使うことで、魚が苦手な子もオメガ3を効率よく摂取できます。
3. 育脳オイルを日常に:アマニ油やえごま油を加熱せずに1日小さじ1杯、味噌汁やヨーグルトに混ぜると簡単です。
育脳するための7つの食事ルール
1. 魚を使う:青魚を毎日1食は食べる。
2. 魚が苦手でも:育脳オイルを常備し、手軽にオメガ3を摂る。
3. 毎日の食事:朝食をしっかりとって栄養バランスを考えよう。
4. 魚の調理:調理方法に注意して、栄養素を逃がさない工夫をしましょう。
5. 缶詰利用:DHAが豊富な缶詰を料理に取り入れる。
6. 高栄養食品を常備:アマニ油や栄養強化型ベビーフードをストック。
7. おやつで育脳:おやつにも育脳に役立つ栄養を追加することがポイントです。
結論
特別な手間をかけずとも、毎日の食事から子どもの脳を育てることができます。「育脳食」を家庭の食卓に取り入れることで、未来の可能性を広げていけるのです。小山浩子先生は、育脳ごはんを通じて、子どもの成長を支えることの大切さを強調していました。
会社情報
- 会社名
-
ヘルシーオイル・プラス・コンソーシアム
- 住所
- 電話番号
-