常総市に自動運転
2019-01-10 11:01:41
自動運転の未来を響かせる『AI・自動運転パーク』茨城県常総市にオープン
自動運転の未来を切り拓く施設『AI・自動運転パーク』
2018年12月26日、茨城県常総市に新たに開設された『AI・自動運転パーク』は、センスタイムジャパンが自社専用のテストコースとして利用する施設です。この施設は、かつて市営自動車学校があった跡地に設置され、人間が運転を学ぶ場所が、今度は人工知能(AI)が運転技能を習得する場へと変わります。
センスタイムジャパンは、このテストコースを自動運転を含む様々な車載技術の開発拠点として積極的に利用する計画です。これにより、同社は日本国内における技術革新を推進し、自動運転分野の成長を後押しします。
常総市長からの期待の声
この日は、常総市長の神達市長が視察に訪れ、センスタイムの技術紹介プレゼンテーションやテストコースでのデモンストレーションが行われました。市長は、「世界トップレベルのICT技術を持つセンスタイムが、この地を自動運転研究開発の拠点に選んでいただいたことに感謝している」とコメント。自動運転の実現が、地域の交通課題を解決するための大きな一歩となることを期待しているとのことです。
市長はさらに、センスタイムと連携し、自動運転車が常総市の道路を走る日が来ることを願っており、市として最大限の協力をしていくことを約束しました。こうした地域との協力関係が、今後の自動運転技術の進化にとって重要な要素となるでしょう。
地域貢献と技術革新の両立
センスタイムは、テストコース利用を通じて地域との連携を深めることで、雇用機会の創出と社会変革を目指しています。地元の企業や自治体と一緒に取り組むことで、地域活性化にも貢献することを目指しています。これにより、センスタイムは単なる自動運転技術の開発業者ではなく、地域社会に根ざしたイノベーションを推進する存在になることを志向しています。
センスタイムジャパンの背景
センスタイムジャパンは、2016年に設立され、ディープラーニングやコンピュータビジョン技術のリーディングカンパニーとして、日本市場での技術展開を進めています。自動車や製造業、インフラなど日本の強みを活かした環境に柔軟に適応できる技術提供を行い、自動運転だけでなく顔認識や人行動理解など、幅広い分野での研究開発にも力を入れています。
今後、センスタイムジャパンの活動が、常総市だけでなく日本全体の自動運転技術の発展に寄与することが期待されています。AI技術が地域社会にどのような変化をもたらすのか、今後の動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
株式会社センスタイムジャパン
- 住所
- 京都府京都市中京区御池之町324-1御池幸登ビル401
- 電話番号
-
075-741-6291