丸冨士が進める業務の自動化改革
株式会社丸冨士(長野県長野市)は、受注から出荷までの業務プロセスを自動化するために、ユーザックシステムのRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)"Robo派遣"サービスを活用しました。この施策により、毎月最大280時間の業務時間を削減し、人的ミスを完全にゼロにすることに成功しました。
導入背景と課題
丸冨士は、製菓・製パン業界向けに原材料の卸販売や厨房機器の販売、店舗開業支援などを手掛ける企業です。従業員は20名と少数ですが、お客様のニーズに応じた柔軟な対応が評価され、順調に売上を伸ばしています。しかし、限られた人員の中で業務を効率化する必要がありました。
これまで丸冨士は、複数の受発注管理システムを導入してデジタル化を進めてきましたが、まだ手入力での受注データの管理が多く、これが人的ミスや残業時間の原因となっていました。これにより、担当者の負担が大きくなり、業務全般の効率が低下していました。
RPA導入への道
受発注システムの担当者がRPAによる解決策を提案した際、ユーザックシステムの"Robo派遣"サービスをデモで見た丸冨士の倉石社長は、その可能性に強い好感を抱きました。このサービスは、初期費用が0円で、メンテナンスもユーザックシステムが行うため、手軽に導入できることが魅力でした。
導入に際して、ユーザックシステムのサポート担当者とともに業務フローを洗い出し、RPAを通じた自動化が可能な部分を特定しました。特に難しいとされていたFAXによる受発注業務についても一部の自動化を実現課題をコストを抑えつつ効率的にクリアしました。
導入後の成果
業務を自動化した結果、受注データ取り込みや発注伝票の作成、FAX送信、入金消込などの業務時間が大幅に短縮され、毎月280時間の削減が実現しました。後に人的ミスがなくなったことで、業務負担も精神的な負担も軽減され、より効率的に業務を回せるようになりました。
倉石社長の評価
倉石社長は、この"Robo派遣"サービスの導入に非常に満足していると語ります。特にリーシング契約の形態で、必要な時にすぐにサポートが受けられる点が企業にとっての安心感に繋がりました。彼は、ITベンダーとの出会いを通じた新しいアプローチによって、業務のスピードアップが図れていると感じています。自動化の質も高く、結果として自社の業務負荷が減り、より創造的な業務へとシフトできる環境が整ったとのことです。
新たな時代のRPA
丸冨士の成功事例は、RPAの新たな活用方法を示しています。企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する上で、自動化は必須のステップとなるでしょう。今後も多くの企業がRPAを導入し、効率的な業務運営を実現していくことが期待されています。また、ユーザックシステムが提供する"Autoジョブ名人"は、さらなる業務の自動化を進めるための強力なツールとなりそうです。
結論
これからも丸冨士は、RPAの導入を通じて業務の効率化を進め、ご要望に応じた柔軟で迅速なサービスを提供することを目指します。自動化技術の導入が生み出す新しい未来に期待が高まります。