アストンマーティン新型Vantage GT3、FIA WECブラジル戦に参戦!10年ぶりの舞台で勝利を目指す
アストンマーティンが、FIA世界耐久選手権(WEC)に新型Vantage GT3で参戦することが発表されました。舞台となるのは、ブラジル・サンパウロのアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス・サーキット)。WECがブラジルで開催されるのは10年ぶりです。
新型Vantage GT3は、今年初めにシルバーストンで発表された新型ロードカー「Vantage」をベースに開発されたレーシングカー。4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、アストンマーティンの伝統的なアルミシャシーを採用しています。
アストンマーティンは、新型Vantage GT3を投入して以来、数々の勝利を収めてきました。6月には、スパ・フランコルシャン24時間レースの総合優勝を含め、5つの勝利を達成。IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権でも、Heart of Racingがワトキンズ・グレンで新型Vantage GT3の初勝利を獲得しました。
インテルラゴスは、アストンマーティンにとって特別なサーキットです。2012年から2014年にかけて開催された3レースで、3回の優勝と3回の表彰台を獲得しています。新型Vantage GT3は、この歴史あるサーキットで、再び輝かしい成績を残すことを目指しています。
WECでは、D’station RacingとHeart of Racingの2チームが新型Vantage GT3を駆り、優勝を目指します。D’station Racingは、マルコ・ソーレンセンとエルワン・バスタード、クレメント・マテウの3名でLMGT3クラスに参戦。Heart of Racingは、イアン・ジェームス、ダニエル・マンチネッリ、アレックス・リベラスの3名でLMGTE Proクラスに参戦します。
IMSAでは、Heart of Racingがカナダ戦に参戦。ロマン・デ・アンジェリスとスペンサー・パンペリーが、カナダのモスポート・パークで勝利を目指します。
アストンマーティンの耐久モータースポーツ責任者、アダム・カーターは、「新型Vantage GT3は、スパ・フランコルシャン24時間レース優勝にIMSA初勝利と、6月は絶好調でした。WECの前戦、ル・マン24時間レースでもその競争力の高さを証明し、車もチームも優勝を競えることがわかっています。とはいうものの、世界選手権では他のチームも極めて高い競争力を持っています。アストンマーティンにとっても、Vantageにとっても、10年ぶりのブラジル開催に出場できるのはとても喜ばしいことで、トラックでの実績を考えると、今週末さらなる勝利を狙える根拠は十分にあります。今週末は、IMSAでのHeart of Racingの成功も祈っています。ワトキンズ・グレンでのGTD Pro優勝は勝つべくして勝ち取ったものであり、モスポートでのGTD出場でも同様の成功が見られることを期待しています。」とコメントしています。
サンパウロ6時間レースは、7月14日(日)の現地時間11:30(英国標準時15:30)に開始されます。IMSAのモスポート戦は、7月14日(日)の現地時間11:05(英国標準時16:05)に開始されます。
新型Vantage GT3の活躍に注目しましょう。