N高グループが立教大学と和食文化国民会議と連携した探究学習『プロジェクトN』とは

N高グループの探究学習『プロジェクトN』

学校法人角川ドワンゴ学園が運営するN高グループは、独自の学びのスタイルとして探究学習『プロジェクトN』を展開しており、2017年から継続的に実施しています。この取り組みは生徒の自主性を尊重し、リアルな課題解決に挑戦することを目的としています。

2025年からの新カリキュラム

2025年7月から、N高グループは新しいカリキュラムを開始します。このプロジェクトは、立教大学や一般社団法人和食文化国民会議との連携を通じて、公共の場での価値を伝える新たな企画を提案します。具体的には、地域の食文化を活かしたSNS広告素材の制作や、公共施設の活用方法に関する企画提案が含まれています。

探究学習の特徴

探究学習『プロジェクトN』は、生徒自身が考えて行動するプロセスを重視し、思考力や問題解決能力、コミュニケーション能力を育む教育法です。これにより、現代社会に求められる様々なスキルを身につけることを目指しています。

過去の参加企業は、バンダイナムコエンターテインメントやアサヒ飲料、タカラトミーなど、200以上にのぼります。これらの企業と連携し、社会や地域が直面する現実的な課題に取り組んできました。

新しいプロジェクトの概要

新たに実施されるプロジェクトには以下の３つがあります。

1. みんなの『ふつう』をデザイン！

- 実施期間: 2025年7月4日（金）〜9月24日（水）
- 対象: 通学コースα（基礎クラス）

生徒は身の回りの「不便さ」を観察し、課題を見つけ、特にマイノリティユーザーの視点で解決策を考えます。PhotoshopやIllustratorを使ってモックアップを制作することが求められます。

2. 公共施設アプデ大作戦！

- 実施期間: 2025年7月4日（金）〜9月24日（水）
- 対象: 通学コースβ（発展クラス）

立教大学の専門家がゲスト講師として参加し、身近な公共施設を利用するための独自のアイデアを発表します。地域のデータを基にした課題設定が行われ、チームでの振り返りも参加します。

3. Cultural Foods 食文化について学ぼう

- 実施期間: 2025年7月11日（金）〜9月19日（金）
- 対象: オンライン通学コース

このプログラムでは、生徒が自地域の食文化を調べ、魅力的にプレゼンテーションすることを目的とします。また、SNS広告物の制作も行い、第三者への情報発信を強化します。

プロジェクトNの意義

N高グループでは、探究学習を通じて生徒が社会に出て活躍できる知識やスキルを育成することに努めています。課題の設定から解決策の提案、最終的にはアウトプットの制作までを包括的に行い、このプロセスが「2020年度グッドデザイン賞」や「キャリア教育アワード2021」にも評価されています。

N高グループは、革新的な学びの場を提供することで、生徒が未来の社会に対して積極的に貢献できる人材へと成長することを目指しています。