ベネッセの「オクリンクプラス」が2025年度グッドデザイン賞を受賞
株式会社ベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)が提供する小中学校向けICT学習ソフト「ミライシード」の協働学習アプリ「オクリンクプラス」が、2025年度のグッドデザイン賞を受賞したことが発表されました。この受賞は、教育におけるデジタルツールの進化とその活用方法に光を当てる重要な成果です。
「オクリンクプラス」の特長と機能
「オクリンクプラス」は「ミライシード」内で利用できる協働学習用のアプリです。これにより、個別学習、協働学習、そして振り返りのプロセスを一つのプラットフォームで完結させることが可能になっています。使用する子どもたちには、シンプルで直感的な操作性が提供され、思考を深めることができる環境が整えられています。
さらに、共同編集機能を活用することで、複数の児童・生徒が自分たちの考えをまとめ、相互に学ぶ過程を促進します。このように、「オクリンクプラス」は子どもたちが自らの主体性を持って学ぶ授業環境をサポートしています。また、教員向けには、全員の提出物の一覧管理や個別添削、コメント機能が搭載され、効率的な指導を実現します。
受賞の背景と意義
審査員からのコメントによれば、現代の教育現場において、子どもたちがどのようにシステムを活用して学習を深めていくかが特に重視されています。オクリンクプラスは、教師と生徒、さらには生徒同士が多様な意見に触れ、その中で思考を深めるプロセスをうまく取り入れています。この受賞は、未来の教育における協働学習の重要性を再認識させるものでもあります。
ウェブセミナーの開催
さらに、ベネッセは「オクリンクプラス」の最新アップデート情報を紹介するウェブセミナーを開催することを発表しています。2025年10月21日(火)と23日(木)の二日間にわたり、最新の機能を参加者に共有します。詳細は「ミライシードファンサイト」で確認できます。
グッドデザイン賞の理念
グッドデザイン賞は、1957年に創設され、日本のデザインを評価する重要なシステムです。これにより、優れたデザインの製品やサービスが広く認知されるようになり、社会の質の向上が図られています。「Gマーク」はその象徴として広く親しまれています。
ベネッセについて
ベネッセは「Benesse=よく生きる」という理念に基づき、教育のサポートを行っています。小中学校向けICT学習ソフト「ミライシード」は、日本全国の多くの学校で導入されており、教員と生徒をつなぐ重要なツールとして成長しています。グループ内で校務効率化を実現するシステム「C4th」などとも連携し、今後も教育界に貢献することを目指します。この受賞は、未来の教育における可能性をさらに広げる一歩となるでしょう。