MizLinxがHAPSユースケース創出コンテストで最優秀賞を獲得し未来の農業に貢献

MizLinxの新たな挑戦

株式会社MizLinx（東京都荒川区）が、先日開催された「HAPSユースケース創出コンテスト」において最優秀賞を受賞しました。このコンテストは、NTTドコモビジネス株式会社と株式会社NTTドコモが開催しており、地球環境問題への取り組みが求められています。

コンテストの背景

本コンテストは、High-Altitude Platform Station（HAPS）の特性を活かし、地域の問題解決や産業の発展に寄与するユースケースを募ったもので、MizLinxは『HAPSとカーボンクレジットで未来へつなぐ一次産業』というテーマで取り組みました。

受賞のポイント

受賞したユースケースは、近年の環境変化による漁業・農業への影響に対処するためのもので、これまでの海洋モニタリング技術を基にした新たな提案が評価されました。具体的には、HAPSの通信機能とカメラを利用して、従来はデータ取得が困難な地域でのモニタリングを可能にするものです。

藻場や水田などの自然環境では、CO2の吸収を促進する「ブルーカーボン」や「グリーンカーボン」が重要な役割を果たしますが、これらを視覚的にモニタリングすることで、持続可能な一次産業の実現を目指します。特に、藻場の再生や森林・水田の健康管理を支援する手法が高く評価されました。

MizLinx Monitorとの関連性

今回の受賞は、MizLinxの海洋IoTモニタリングシステム『MizLinx Monitor』と深く関連しています。これは、水中カメラと各種センサーを駆使して、環境データをリアルタイムで取得し、可視化するシステムです。この技術により、地上通信が届きにくい地域でも効果的なモニタリングが可能になります。

今後のビジョン

MizLinxは、この受賞によって得た評価を基に、今後もNTTドコモビジネスや地方自治体と連携し、実際の社会実装に向けた具体案を進めていく方針です。藻場再生や赤潮対策など幅広い環境問題への対応が期待されています。

会社紹介

株式会社MizLinxは、2021年に設立された企業で、海洋モニタリング技術を開発・提供しています。代表取締役の野城菜帆氏がリードするこの企業は、持続可能な社会の実現に向けた挑戦を続けています。特に、『MizLinx Monitor』は様々な環境下でのデータ取得を可能にしており、そのデザイン性と機能性は業界でも高く評価されています。