2026年新卒学生の就職活動動向調査結果を掲載しました
就職活動の現状と傾向
2025年3月、就活会議株式会社とHR総研が共同で実施した「2026年卒学生の就職活動状況に関するアンケート」の結果をお伝えします。この調査は、2026年卒業予定の学生に対するもので、294件の有効回答を得ています。
1. 就職活動の開始時期
調査によると、就職活動を開始する時期は主に大学3年生の4月から6月に集中しています。この時期がピークとなっており、大学の種類によっても明確な違いが見受けられます。特に文系学生は、より早期に動き出す傾向があります。
2. 就活サイトの活用状況
使用する就活サイトは、文系学生と理系学生で異なる傾向が見られました。文系の学生が重視するのは「マイナビ」をはじめとしたメジャーなサイトで、理系は特定のサイトに絞って利用する傾向があります。調査結果では、最も利用されている就活サイトは引き続き「マイナビ」であり、文系学生にとっての信頼性の象徴となっています。
3. 業界志望の状況
志望する業界については、文系学生の中で「地方銀行・信用金庫」が2位にランクインしています。業界選択の背景には、勤務地の安定や働きやすさが影響しているようです。1位の業界も気になるところですが、ここでは今後のアップデートに期待したいです。
4. インターンシップの傾向
インターンシップにおいては、理系学生は対面形式のインターンシップに力を入れる一方で、オンライン形式のインターンシップにはあまり興味を示さない傾向がありました。長期間にわたるオンラインインターンシップを希望する声は少数派でした。この結果は、企業が実施するインターンシップの形式に対するニーズの変化を示唆しています。
5. 内定獲得の状況
インターンシップを経て内定を獲得する学生は、全体の8割以上にのぼります。この結果は、インターンシップの重要性を再認識させるものであり、学生たちは採用活動の早期化も考慮し、対策を立てる必要があります。
6. 初任給の重視
就職活動において、初任給を重視する学生は8割以上に達しています。具体的に望む初任給の額については今後のさらなる調査結果を待ちたいところです。特に、物価の上昇や経済状況を背景に、学生たちの期待も高まっていると考えられます。
まとめ
この調査結果は、2025年春の就職市場の動向を知る上で貴重な情報となります。今後の企業の採用活動や学生の就職意識の変化について、さらに注視していく必要があります。これからの新卒採用に向けて、企業と学生の相互理解が進むことが期待されます。調査結果は、今後の就活に向けた重要な指標ともなるでしょう。
会社情報
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ポート株式会社
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