高精度CNCマシン「Carvera Air」がMakuakeに登場
香港のMakera Technologyが、様々な材料を同時に加工可能な新型卓上CNCマシン「Carvera Air」を日本初としてMakuakeにて予約販売を開始しました。
この卓上マシンは従来のCarveraが持つスリムでスマートなデザインを受け継ぎながら、一部機能のオプション化によって、より手頃な価格帯を実現しました。
Carvera Airの魅力
Carvera Airは、米国のクラウドファンディングプラットフォーム「Kickstarter」で既に2098名の支援者を集め、346万ドル(約5億円)という成功を収めています。この反響からも、多くのものづくり愛好者たちの期待が寄せられています。
以下にCarvera Airの主な特徴を紹介します。
1. 精密な切削能力
Carvera Airの最大の魅力は、その高い精度です。±0.005mmという誤差は顕微鏡レベルであり、木材、プラスチック、軟金属(アルミニウム・真ちゅう)、さらには炭素繊維など、幅広い材料を扱うことができます。このため、自作プロジェクトにおいて緻密なパーツやアイテムを製作するのが非常に容易です。
2. 多様な製作が可能
Carvera Airを使用することで、例えばラジコンのパーツや木製のチェスの駒、さらにはシーリングスタンプのヘッドまで、多種多様なアイテムを自作できます。壊れたものを新たに作り直すこともでき、創造力を広げる無限の可能性を秘めています。
3. 使いやすいカバー付き
卓上マシンの使用で発生する切りくずの飛散を防ぎ、室内を清潔に保つことができるカバーが付いているのもポイントです。さらに、このカバーは加工音を軽減し、アルミニウムを加工する際の音は日常会話と同程度の60〜70dBに抑えられています。
4. レーザー彫刻機能
オプションで追加可能な「レーザーモジュール」を使えば、卓上でもレーザー彫刻や切断ができるようになります。木材やプラスチック、革、布、段ボールなど、対応できる素材は幅広く、ひとたび導入すれば創作の幅が大きく広がります。
5. 直感的な操作性
Carvera Airには、自社開発のCAMソフトと制御ソフトが付いており、ユーザーは簡単に操作できます。これは特にCNCマシンを初めて扱う方にも優しく設計されているため、すぐに使い始めることが可能です。
話題のスペック
- - 加工領域(3軸): 30cm(X)×20cm(Y)×13cm(Z)
- - 重量: 約35kg
- - 最大スピード: 13000RPM
- - スピンドル回転精度: 0.01mm
- - 本体寸法: 50cm(幅)×45cm(奥行き)×45cm(高さ)
Makeraの背景
Makeraは、アメリカ合衆国デラウェア州に本社を持ち、中国北京で研究開発を行うテクノロジー企業です。高精度で手頃な価格のCNCフライス盤を開発し、2021年には約2.5億円を調達する成功を収めています。今回の「Carvera Air」も、そうした技術の集大成であり、これからのものづくりに革命をもたらすでしょう。
最新の情報はマケラの公式YouTubeチャンネルやSNSアカウントを通じて確認でき、様々な事例や製作の流れを見ることができます。
興味のある方は、ぜひMakuakeのプロジェクトページを訪れて、その魅力を体感してください。