可搬型ソーラー搭載カメラ「どこでもカメラStation」
株式会社シーティーエス(以下、CTS)は、建設業界のさまざまなニーズに対応する新しいネットワークカメラ「どこでもカメラStation」を、2025年10月1日(水)にリリースすることを発表しました。この製品は、災害監視やインフラの老朽化対策などの現場で必要とされる機動力を持つ可搬型ソーラーカメラユニットです。
1. 製品概要
「どこでもカメラStation」は、電源工事や通信工事が不要で導入が容易であるため、スタッフが自ら運ぶことができ、設置や移設も簡単に行えます。この特性により、災害や急なニーズに応じて迅速に現場に設置することが可能です。特に、電源や通信環境が乏しい場所でも使用でき、7日間連続で稼働可能な太陽光発電によるバッテリーを搭載しています。
2. 期待される利用シーン
このカメラの使用用途は多岐にわたります。たとえば、災害時の現場監視や風水害時の避難所周辺のモニタリング、さらには観光地や四季折々の情景のライブ配信などが考えられます。また、河川カメラや水位モニタリングのシステムと連携させることで、迅速な情報収集が可能となります。
3. 企業の背景と方針
これまでCTSは、日本全国の建設会社へ向けて、ネットワークカメラを通じた効率化や生産性向上に貢献してきました。最近では、自治体や行政機関向けに新たな市場開発を進めており、関東圏では簡易型の河川カメラを1,000台以上導入しています。このような実績を背景に、今後も新商品開発へとつなげていきます。
4. サポート内容
「どこでもカメラStation」は、レンタル形式での提供を予定しており、顧客の要望に応じて期間を設定することができます。初期費用やレンタル費用については問い合わせが必要ですが、設置の手間を省くことで、多くの現場での利用が期待されています。
5. 株式会社シーティーエスの未来
CTSは、もともとはハードを主体としたITインフラのレンタル企業に過ぎませんでしたが、今後はデータや情報関連サービスを統合した建設ICTの専門企業として成長していく方針です。この新たなネットワークカメラの導入により、さらなる見える化と情報活用の推進が期待されています。
今後の進展が注目される「どこでもカメラStation」。2025年のリリースを楽しみに待ちましょう。