多様なこどもや若者が安心して過ごせる地域を目指す「プライド・いんくる部」
2026年9月から2027年1月にかけて、兵庫県西宮市と尼崎市で初の取り組み「プライド・いんくる部」が実施される。このプログラムは、多様性を尊重し、こどもや若者が安全に過ごせる社会を作るために、大人たちが学び、考え、つながる場を提供するものだ。
「プライド・いんくる部」の概要
LGBTQユースサポート・プライドプロジェクトが主催するこの企画は、地域で働く大人たちを対象にした全3回のプログラムで構成されている。地域の学校教員、福祉関係者、行政の職員、保護者、地域活動団体の支援者など、こどもや若者に関与する様々なバックグラウンドを持つ大人たちが参加できる。
各回では、特定のテーマに基づき、講師からの学びを通じて、異なる立場の人々が意見を交わし、つながりを深めることが期待されている。プログラムは以下のように進行する。
各回のテーマと開催概要
1.
第1回「こどもも大人も過ごしやすくなる“ふつう”のアップデートを考えよう」
日時: 2026年9月27日(日)10:30〜13:00
会場: 第一学院 managaraBASE 西宮北口
講師: 武田 緑さん(学校DE&Iコンサルタント)
内容: DE&Iの視点で、地域や教育の「あたりまえ」を見直し、よりインクルーシブな環境を考える。
2.
第2回「こども・若者を傷つけない支援を、どうつくる?」
日時: 2026年12月6日(日)13:00〜15:30
会場: 尼崎ユース交流センターアマブラリ
講師: 福岡 ともみさん(NPO法人性暴力被害者支援センター・ひょうご 副理事長)
内容: 性暴力と多様なセクシュアリティについて学び、支援のあり方を考える。
3.
第3回「地域でできること、みんなで持ち寄ってみる?」
日時: 2027年1月31日(日)13:00〜15:30
会場: 第一学院 managaraBASE 西宮北口
ファシリテーター: 吉川 ヒロさん(tomoni.共同代表)
内容: これまでの学びを振り返り、地域で実践可能な活動を考える。
各回の参加者定員は40名で、事前申込が必要。参加は無料で、一回のみの参加も可能だが、連続参加が推奨されている。
講座を超えて地域のつながりへ
「プライド・いんくる部」は、単なる講座の実施で終わらない。大人同士の学びや、支援者間のネットワークを通じて、自発的な地域支援が生まれることを期待している。さらに、地域のLGBTQユースを支えるための情報提供や応援メッセージを発信する「地域応援団」ページの公開計画もあり、講座で生まれた人々のつながりを地域に根付かせる意図がある。
代表のコメント
この取り組みを率いる本多まさ氏は、「私たちは2年前から、LGBTQユースへの支援だけでなく、その周囲の大人たちへのサポートも重視しています。今年は、地域のみなさんと共に、安心して過ごせる環境づくりに取り組んでいきたい」と熱い想いを語っている。
結論
「プライド・いんくる部」は、地域の大人たちが集まり、共に学び、支え合うことで、多様なこどもや若者が安心して過ごせる環境づくりを目指す意義深い取り組みだ。これからの活動が、地域社会に新しいつながりをもたらすことが期待される。