FosunとHashPortの提携
2024-03-28 15:02:13

FosunとHashPortが新たなRWA市場向けのジョイントベンチャーを設立

トークン化された未来の取引機会



この度、FosunとHashPortの両社が手を組み、新たに設立されたFosun RWAがRWA市場に参入しました。RWAとは「現実資産」(Real World Asset)の略であり、特にトークン化された形での取引が最近注目を集めています。ボストン・コンサルティング・グループのレポートによれば、RWA市場は2030年には4兆ドル(約560兆円)から最大16兆ドル(約2240兆円)に達する見込みです。これは、ブロックチェーン技術による効率性や透明性の向上を背景にした成長でした。

Fosun RWAは様々なRWAをトークン化し、その販売を通じて取引を促進することを目的としています。まずはFosunが保有するホテルリゾートや提携先のラグジュアリーホテルの宿泊権をトークン化することに注力し、将来的には他の多様な資産への展開も視野に入れています。

この取り組みの最大のメリットは、RWAのトークン発行体、つまり宿泊業者にとっての取引コストの削減と安定した資金調達が可能になる点です。従来ずっとサービスを都度売っていたものをトークン化することで、一つのトランザクションで複数の資金を得ることが可能となり、ビジネスの効率が飛躍的に向上します。

一方、トークン購入者にとっても大きなメリットがあります。宿泊権をトークンとして購入することで、既存のサービスよりも安価に長期利用権を得るチャンスがあるのです。また購入した利用権を二次流通市場で売却可能なため、流動性も高まります。これによって、顧客はより柔軟なプランを持つことができるようになります。

FosunとHashPortの両社について



Fosunは、1992年に創業された家庭消費産業のグローバルなグループです。健康、幸福、富を柱としたハピネスエコシステムを構築しており、世界中で約30の国にサービスを提供しています。2023年度の売上は4兆1,596億円、総資産は16兆9,659億円に達しています。

Fosunの事業は大きく3つに分かれます。まず健康事業では医薬品や健康サービス、消費品に特化し、260を超える新薬開発を行い、保有する病院も6,448床を誇っています。次に幸福事業では、主にブランド消費や旅行に力を入れています。特にホテルリゾートやファッションブランドなど、多岐にわたる分野で展開されています。最後に富に関する事業では、資産運用や保険に特化しており、ポルトガルで最大の保険グループを有しています。

HashPortは、「まだ見ぬ価値を暮らしの中へ」を理念にブロックチェーンやNFTを活用したトータルソリューションを提供しています。2025年に開催される大阪・関西万博に関連するプロジェクトやデジタルアイデンティティシステムの構築などを行っています。また、2022年12月には国内初の取組みとしてNFTを用いたスキー場のエントリー権の販売も行うなど、RWA市場に早くから関わっています。2023年には経済産業省においても注目されたスタートアップの一つとなっています。

さらなる可能性の広がり



このジョイントベンチャーは、単に新たな取引機会を生み出すだけでなく、将来的に多くの異なる資産をトークン化し、それを市場に提供することを目指しています。未開拓の領域には、さまざまなサービスが眠っています。FosunとHashPortの組み合わせにより、これからのデジタル経済において新しい価値を創出する可能性が大いに期待されます。今後の動向が非常に楽しみです。

会社情報

会社名
Fosun Entertainment Japan株式会社
住所
港区赤坂二丁目5番1号
電話番号

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