CYBERDYNEの新たな挑戦、IoTゲートウェイ「UM-125」
CYBERDYNE Omni Networks株式会社が2019年5月に発表した「UM-125」は、Bluetoothを2基搭載したIoTゲートウェイです。本製品は、IEEE802.11b/g/n(2.4GHz)、IEEE802.11a/n/ac(5GHz)、および1000BASE-TXを介して管理サーバーと接続します。これにより、数多くの「UM-125」を統合的に管理し、効率的なメンテナンスが実現できます。
シンプルで効果的な設計
「UM-125」は、電源コンセントに直接取り付けられるシンプルなデザインで、壁面に簡単に設置できる2ピンのACプラグを備えています。別売りのACアダプターを使用することも可能です。このような使い勝手の良さにより、導入障壁が低くなっています。
多機能Bluetooth
本ゲートウェイは、Bluetooth機能において以下の三つの動作に対応しています。
- - ビーコン端末の受信: 周囲のビーコン信号を受信し、位置情報を取得します。
- - 非接触BLEデバイスとの通信: 最大8台のBLEデバイスと同時に通信が可能です。
- - BT Classic接続: SPPプロファイルに準拠し、最大7台のBT Classicデバイスとの接続ができます。
このように、「UM-125」は多彩なBluetooth対応機能を誇り、さまざまなデバイスとの接続が可能です。
Wi-Fiルーターとしての機能
また、「UM-125」はWi-Fiルーターまたはアクセスポイントとしても機能し、IEEE802.11acに対応しています。その結果、最大で866Mbpsの高速通信が可能で、ユーザーはストレスなくインターネットを利用できます。
認証と安定性
本製品はTELEC、CE、FCCの各認証を取得済みであり、国内外問わず安心して利用できる仕様となっています。これらの認証があることで、さまざまな環境下でも安定した性能が期待できます。
IoTソリューションのサポート
IoTの導入には多くの技術が必要です。CYBERDYNEでは、顧客が使用するBluetoothデバイスに基づいたドライバーの開発から、動作検証、評価、導入支援までのフルサポートを提供しています。特に、医療や福祉分野において、その利便性は高まっています。
具体的な仕様
「UM-125」の主な技術的な仕様は以下の通りです。
- - CPU: Realtek RTL8198CD デュアルコアプロセッサ
- - RAM: 128MB
- - FlashROM: 16MB
- - LANポート: 1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T x1
- - USBポート: USB2.0 x1
- - Wi-Fi: IEEE802.11 b/g/n/a/ac 準拠
これらの仕様からも、「UM-125」は信頼性と性能を兼ね備えた製品であることが分かります。
お問い合わせ方法
詳細な価格は案件ごとに異なるため、興味がある方は弊社の営業部までメールでお問い合わせください。
まとめ
「UM-125」は、医療現場での実績を根底に、多機能でありながら低コストを実現した新しいIoTソリューションです。医療・福祉分野でのさらなる利便性の向上が期待されています。