春日部市とおいくらが連携しリユース事業を推進

春日部市とおいくらの提携によるリユース事業

埼玉県春日部市と株式会社マーケットエンタープライズが協力して、地域の課題解決を目指すリユース事業を展開することが決まりました。2025年11月20日より始まるこの取り組みにより、春日部市では不要品を廃棄するのではなく、再利用する仕組みの構築を進め、環境問題への取り組みを更に加速させていきます。

取り組みの背景

春日部市では、不要品の中にリユース可能なものが多く含まれていると認識し、市民への啓発活動を強化してきました。リユースの重要性を伝える施策を検討している中で、マーケットエンタープライズが春日部市に働きかけをし、おいくらを活用した協力体制を築くことになりました。マーケットエンタープライズは「持続可能な社会を実現する」というビジョンを持ち、官民連携によるSDGsの推進に取り組んできた実績があります。

おいくらとは

「おいくら」は、マーケットエンタープライズが提供するリユースプラットフォームです。利用者が不要品の査定を依頼すると、全国の加盟リユースショップに一括で査定依頼ができ、買取価格や方法を比較することができます。これまで155万人以上のユーザーに支持されており、簡単に不要品を手放せる便利さが評判です。

春日部市の課題と「おいくら」がもたらす解決策

春日部市の現在の制度では、大型の粗大ごみを自宅から運び出さなければならず、市民にとっては負担となっています。しかし、「おいくら」では希望すれば自宅まで訪問し、不要品を運び出す出張買取のサービスも提供。これにより、冷蔵庫や洗濯機などのリサイクル法に基づく家電製品もリユースの機会が与えられます。

今後の展開

2025年11月20日には春日部市のホームページに「おいくら」の情報が公開され、一括査定の申し込みが可能になります。これにより、春日部市全体でのリユース活動が活性化し、循環型社会を目指す取り組みが加速します。市民は「廃棄するのではなく、リユースする」選択肢を増やし、多様化するニーズに応えることができます。さらに、この活動を通じて市民のリユースへの意識が高まり、循環型社会形成が進むことが期待されます。