AIを活用した新しいルーブリック評価機能
兵庫県たつの市に本社を置くlearningBOX株式会社は、2024年12月11日(水)に、eラーニングシステム「learningBOX」に新たにAIを用いたルーブリック評価基準の自動生成機能を搭載することを発表しました。この機能により、教員の業務効率が向上し、評価の透明性と公平性の確保が期待されています。
ルーブリック評価とは
ルーブリック評価は、学習者の達成度を客観的に判断するための評価手法の一つで、評価の観点や尺度を視覚的に確認できる表として整理されています。具体例としては、プレゼンテーションやレポートに対する評価が挙げられます。2017年度の学習指導要領改訂後、アクティブ・ラーニングの重要性が増す中で、ルーブリック評価の需要も急増しています。
しかし、その一方で、評価基準の作成や採点にはかなりの手間がかかるため、教員の負担が増加し問題視されています。文部科学省が行った調査では、授業や評価計画の策定に関して過半数の教員が課題を感じていることが明らかになっています。
AIによるルーブリック評価の自動生成
learningBOXでは、ChatGPTのAI機能を利用して、教員がレポートの「お題」だけを入力するだけで、適切なルーブリック評価基準を自動的に生成する仕組みを開発しました。このプロセスによって、評価基準の作成にかかる時間を大幅に短縮できるのです。
さらに、AIによる自動採点を行うことにより、より迅速に評価が行えるため、教員は採点に伴う業務の効率化を実感できるでしょう。成果物の評価基準が一貫しているため、公平性のある評価も実現可能になります。また、日本発のeラーニングシステムにこの機能が組み込まれるのは、業界内でも非常に先駆的な取り組みといえます。
学習者へのメリット
この新機能により、管理者は学生一人ひとりの学習進捗をより詳細に管理できるようになり、学習者も自身の成績を一元的に把握できるようになります。これがアクティブ・ラーニングのさらなる促進につながるでしょう。
将来の展望
今後は、ルーブリック評価の自動生成機能がオープンバッジ等のデジタル認定と連携できるようになります。これにより、learningBOXでの学習や受験データをもとにしたスムーズなオープンバッジの取得が可能となります。学習成果の蓄積が促進され、持続可能な学びの環境が整います。
learningBOX株式会社について
learningBOXは、直感的に使える低価格なクラウド型eラーニングシステムを提供しており、2023年11月末時点で契約アカウント数は50万を超えています。教育機関だけでなく、企業の研修でも広く活用され、年4回のメジャーバージョンアップが行われ、常に新機能の追加や改善に努めています。
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お問い合わせ
learningBOX株式会社 広報担当 佐藤
電話:080-7172-1960
URL:
learningBOX株式会社
所在地:兵庫県たつの市龍野町堂本216-1