2026年に卒業予定の大学生・大学院生の内々定獲得率が、3月31日時点で69.7%に達しました。この数字は、前年同時期よりも急速に伸びており、特に理系の学生においてはその割合が82.8%に上昇しています。この調査は、株式会社学情が実施したもので、内々定の獲得状況についての詳細な分析が行われました。
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内々定率の急上昇
今回の調査によると、2025年3月末時点での内々定獲得率は69.7%で、2025年度の卒業生よりも1ヶ月早いペースであることがわかりました。特に企業の就活における人材獲得競争が激化している影響で、3月に入ってからの内々定の出し方が急激に進行したのです。3月1日の採用広報解禁に伴い、多くの企業が早々に内々定を出す動きが見られました。
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文理別の傾向
文系と理系の内々定率についても注目すべきです。理系の学生の内々定率は82.8%と高く、前年同時期と比べて19.4ポイントも上昇しています。これは、大学の研究室等での推薦が大きく寄与していると考えられます。また、文系でも63.3%の獲得率を記録しており、こちらも明らかな成長が見てとれます。
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就職活動率の変化
一方で、就職活動をしている学生の割合は急落して63.3%にまで減少しています。この数値は前月と比べて20.5ポイントも低下しています。理系学生の就職活動率は、前年同時期よりも早く5割を割り込む状態となっています。これに対し、内々定を獲得し、就職活動を終了した学生は31.9%に急増しており、3人に1人がすでに活動を終えたことになります。
今回の調査は、2025年3月25日から31日までの期間において、全国の大学生・大学院生387名を対象にしたインターネットアンケートによって実施されました。こうしたデータは、今後の就職活動のトレンドや学生の動向を読み解く上で非常に重要な情報となるでしょう。
「Re就活キャンパス」について
株式会社学情が運営する「Re就活キャンパス」は、学生満足度で3年連続No.1を獲得しているスカウト型就職サイトです。このサービスは、学生が自分のキャリアを実現するための様々な情報を提供しています。2025年3月1日より、あさがくナビからブランドリニューアルし、全学年を対象にした通年採用型のサービスを展開中です。
このように、2026年卒業予定者の内々定獲得状況には多くの注目が集まっており、各学生の就職活動における戦略やアプローチが今後の動向に大きな影響を与えることでしょう。