近年、地球温暖化の影響がますます顕著になり、特にプラスチックごみが大きな課題として認識されています。この状況に対処するため、山形県とモンテディオ山形、タイガー魔法瓶が2025年6月26日に「カーボンニュートラル社会の実現に向けたプラスチックごみ削減等に関する連携協定」を締結しました。協定締結式は山形県庁で行われ、タイガー魔法瓶の菊池社長、山形県の髙橋副知事、モンテディオ山形の相田社長が出席しました。
この連携は、タイガー魔法瓶が都道府県やスポーツチームと連携してプラスチックごみ削減に関する取り組みを行うのは初めてであり、非常に意義深いものです。各社の取り組みには、マイボトルの使用促進や使用済みステンレス製ボトルの回収、さらにはエシカル教育や環境教育の支援も含まれています。
タイガー魔法瓶は、2020年には「タイガーボトルの4つの約束」を掲げ、その中で「NO プラスチックごみ」を宣言しました。持続可能な社会の実現に向け、同社の製品だけでなく、広く使用済みステンレス製ボトルの受け入れや再資源化活動を推進しています。一方で、山形県は2050年に向けて温室効果ガスの排出を実質ゼロにする目標を掲げており、県民と共に環境課題に取り組む姿勢を強化しています。
モンテディオ山形もこのテーマに賛同し、SDGsへの取り組みとして全ホーム試合にSDGsブースを設置しています。2025年からは「持ち歩こう!マイボトル運動」を推進し、サッカーファンにマイボトルを持参して観戦するスタイルを奨励します。
連携協定の内容
今回の協定において、主に次のような取り組みが計画されています:
1.
マイボトルの認知向上:各種イベントを通じて地域社会におけるマイボトルの普及を図る。
2.
プレゼントキャンペーンの実施:マイボトルを利用することで参加できる抽選を行い、参加者には山形県×モンテディオ山形×タイガー魔法瓶コラボの炭酸ボトルがプレゼントされる。
3.
エシカル/環境教育:主に学生に向けて環境意識の向上に資する教育支援。
4.
使用済みボトルの回収:県内にてステンレス製ボトルの回収を実施し、再資源化に繋げる。
この他、マイボトル利用促進の向けてのキャンペーンも展開されており、2025年8月31日まで、マイボトル利用に関するアンケートに答えることで、抽選に参加できるイベントもあります。
再資源化の取り組み
更に、タイガー魔法瓶は各家庭から不要になったステンレス製ボトルを回収し、リサイクル業者と連携して再利用を促進するモデルも構築しています。集まった素材は新しい製品へと生まれ変わり、環境負荷の削減と持続可能な経済成長を両立させる役割を果たします。
まとめ
今回の協定により、山形県、モンテディオ山形、タイガー魔法瓶は互いに手を携え、環境保護に向けた具体的な行動を取ることになりました。持続可能な社会の実現に向け、私たち一人一人も、この取り組みの一端を担っていくことが期待されています。さらに詳細については、各社の公式サイトを確認してください。