進化するVTV-9000F
2017-07-12 14:34:04
新たに登場したVTV-9000Fで進化する外観検査技術とその魅力
新たに登場したVTV-9000F
ヴィスコ・テクノロジーズ株式会社から新たに登場した「VTV-9000F」は、外観検査の世界に新たな風を吹き込むハイエンドモデルです。この装置は、従来のモデルと比べて小型化され、さらに高速化が進んでおり、多様な検査ニーズに応える能力を兼ね備えています。
高速化のメリット
VTV-9000Fの最大の特長は、従来モデルと比べでの高速化です。その結果、短時間での大量検査が可能となり、特に以下のような場面での活用が期待されています。
1. 複数台接続可能な高速カメラを利用し、高精度でスピーディな検査が行えます。
2. 2500万画素や2900万画素の*超高画素カメラ*を搭載することで、微細な欠陥も逃しません。
3. 一度に全てを収めきれない場合でも、分割撮像により高速性を保ちながら検査が進められます。
4. 検査項目が多岐に渡る場合でも、それぞれを適切に判定することが可能。さらに、高速検査によって全体の効率を向上させることができます。
このように加速された検査スピードは特に製造業において大きな利点となり、実際に使用される現場でも高い評価を受けています。
小型化による作業効率の向上
VTV-9000Fは、その外形サイズも大幅に小さくなり、体積は約45%の縮小が実現されました(幅280×奥行295×高さ150mm)。これにより、設置作業の手間が軽減されるだけでなく、限られたスペースでも容易に取り扱うことが可能です。この小型化の進展は、特に狭い生産ラインにおいて非常に重要です。
ヴィスコによる目視に近い高精度の検査技術
ヴィスコが提供する機器は、「人間の目」に近い高精度な検査をコンセプトにしており、目視の利点を最大限に活かした製品づくりを行っています。例えば、「DefFinder®」と呼ばれる独自の手法があり、製品の色やサイズのバラつきを吸収し、外観上の欠陥だけを見逃さず、安定した検出を可能にしています。
また、複雑な背景を持つ製品においても、「CrackFinder®」技術を用いることで、画像背景と欠陥を明確に区別し、安定した検出を実現します。これは、項目ごとの検査基準が厳しい場合にも大きな強みです。
幅広い業界での適応性
VTV-9000シリーズは、半導体、電子部品、プラスチック、日用品、医療品とさまざまな業界で利用されています。各業界の多様なニーズに応じた最適な外観検査を提供し、顧客の期待に応えています。特に医療機器や電子部品の品質管理においては、その精度と信頼性によって好評を得ています。
超深度カメラの活用
写真技術においても、ヴィスコは革新を続けています。特許を取得した「超深度カメラ」は、従来の常識を覆し、斜めからでも全面をフォーカスすることが可能です。これにより、複雑な形状を持つ製品の検査も問題なく対応できます。
展示会情報
この新しいVTV-9000Fは、今秋開催される「国際プラスチックフェア2017」にて初公開予定です。展示会は、幕張メッセで行われる予定で、多くの関係者が訪れる見込みです。
会社概要や他の製品情報については、ヴィスコ・テクノロジーズの公式サイトを訪れることで、より詳細な情報を得ることが可能です。ヴィスコは今後も技術革新を続け、業界の進化に寄与していくことを目指しています。
さいごに
新しいVTV-9000Fは、その革新性と適応性において、外観検査業界の未来を切り開く重要な装置となるでしょう。最新技術を搭載したこのモデルが、皆様のビジネスに役立つことを願っています。
会社情報
- 会社名
-
ヴィスコ・テクノロジーズ株式会社
- 住所
- 東京都港区海岸1−11−1ニューピア竹芝ノーズタワー20F
- 電話番号
-
03-6402-4500