アニマルヘルスケアサービス「animo」が実証実験を開始
シミックホールディングスのグループ企業であるanimo株式会社は、アスール乗馬クラブと小淵沢ホースクリニックと連携し、馬の健康管理および調教管理をデジタル化する実証実験を開始しました。この実験は、新たなヘルスケアのエコシステムを構築し、馬との関係性をより深めることを目的としています。
実証実験の背景
従来、競走馬や乗馬クラブにおける健康管理や調教記録は主に紙媒体や口頭で行われており、そのためにデータの活用に多くの課題が存在していました。そこで、animoはこの課題を解決するため、健康管理アプリを開発し、データをデジタルで一元化することを目指しています。これにより、効率的かつ精密なケアを可能にしようとしています。
実証実験の詳細
今回の実証実験では、全国の専門獣医師やペットオーナーの協力を得て、animoが開発中の「animo platform」を活用します。このプラットフォームには、2種類のアプリがあり、1つは乗馬クラブや馬主が利用する「animo owner app」、もう1つは獣医師が使用する「animo for VET」です。
アスール乗馬クラブでは、animo owner appを使って日常生活の状況や馬の症状を記録します。同時に、専門獣医師である水上貴裕の監修のもと、診療データと調教データを統合し、必要な情報を馬オーナーに提供します。オンライン診療機能の試験運用も今後予定されています。
- - animo owner app: 馬のオーナーが日常的な状況や症状を記録・管理するためのアプリ。
- - animo for VET: 獣医師が診療データを管理し、オーナーと情報を共有するためのWebアプリです。
公式サイト:
animo株式会社
今後の展望
実証実験の成果を元に、animoは馬業界に革新をもたらすデジタルソリューションの提供を進めていく方針です。診療からフォローアップ、トレーニングの最適化を通じて新たな価値を創出し、馬と人のより良い関係を築いていくことでしょう。
関係者のコメント
アスール乗馬クラブ永山氏
「馬は病院に気軽に連れて行けないため、アプリがあれば大切な馬たちをより安心してケアできます。日々の調子を記録できることで、獣医師とのコミュニケーションがスムーズになります。」
小淵沢ホースクリニック水上獣医師
「馬獣医療における地域格差を改善するため、このアプリは重要な役割を果たすと考えています。診療履歴を細かく追えることで、パフォーマンス向上に繋がる情報をオーナーに迅速に提供できます。」
会社紹介
animo株式会社は、人と動物の健康を共に考え、医療資源をシェアすることで新たなヘルスケアサービスを創造する企業です。シミックグループの豊富な経験と実績を基に、ユーザーに寄り添う新しい価値を提供しています。詳細は
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シミックグループについて
シミックは日本で初めてCRO事業を開始し、医薬品開発から製造、営業、マーケティングに至るまでの幅広い支援を行っています。オーダーメイドのヘルスケアソリューションを通じて、個々人の健康価値を最大化することを目指しています。