出雲空港の鳥対策
2026-01-05 16:48:23

鳥衝突対策が進化!出雲空港にバードソニック設置

鳥衝突対策が進化!出雲空港にバードソニック設置



島根県出雲市の出雲空港に、新たに導入されたバードソニックが注目を集めています。この装置は、航空機のバードストライクを低減するために設計され、2025年11月18日に設置されました。出雲空港は、日本国内の空港の中で最も高い鳥衝突率を記録しており、年間離着陸1万回あたりの事故件数はなんと17.97件。そんな厳しい環境において、バードソニックの導入は大きな期待が寄せられています。

バードソニックは山梨県の自動車部品メーカー「T.M.WORKS」が開発した装置で、岡山理科大学の辻維周特担教授がその効果検証に取り組んでいます。装置には4つのスピーカーが搭載され、音の照射範囲を左右約50度に広げる設計。無風状態では300メートルまで音を届けることができるため、150メートルから250メートルの範囲で実効性を見込めるとされています。

出雲空港は、このバードソニックが設置された東端部分が特に重要です。このエリアは毎年冬になると様々な水鳥が飛来するため、バードストライクが発生しやすい場所として知られています。国土交通省の調査によれば、離着陸1万回以上の空港で出雲空港は全国3位のバードストライク多発空港であり、過去5年間の平均でも12.22件という記録を持っています。

「バードストライク率が高く、しかもラムサール条約に認定されている宍道湖に隣接している出雲空港へのバードソニック設置は、非常に重要かつ困難な課題でした。しかし、その設置が実現したことは非常に喜ばしい限りです」と辻教授は語ります。

バードソニック設置以降、出雲空港での鳥との衝突事故がほとんど発生していないという報告があり、早くもその効果が現れています。これにより、今後も空の安全を担保するための新しい一歩が踏み出されることでしょう。

さらに、辻教授は「私たちは今後もT.M.WORKSと密に連携しながら、空での安全対策に貢献していきたい」と意欲を見せています。

出雲空港のバードストライク対策は、今後他の空港でも導入が進む可能性があり、さらなる効果が期待されます。空の安全はもちろん、地域の生態系を守るためにも、バードソニックの設置は一つの進展といえるでしょう。

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