イチゴ栽培技術開発
2022-10-26 08:00:02

ジャパンプレミアムベジタブル、インドネシアでのイチゴ栽培技術開発へ向け共同研究契約締結

ジャパンプレミアムベジタブルが挑むイチゴ栽培技術の革新



2022年9月26日、ジャパンプレミアムベジタブル株式会社は、インドネシアのパジャジャラン大学農学部との間で共同研究契約を結びました。この共同研究の目的は、高品質なイチゴを多収し、周年で栽培するための技術を実証することです。

高温多湿地域での栽培の必要性


イチゴは日本を含む東南アジア各国で高い需要がありますが、栽培に関してはいくつかの課題があります。特に、イチゴは冷涼な気候を好むため、温暖なエリアでは生育が難しく、またインドネシアでは病気の蔓延により生産量が大きく減少している現状があります。さらに、現在栽培されている品種は、日本のものと比べて糖度が低く香りも少ないため、品質面での課題も抱えています。

共同研究の内容


本共同研究では、パジャジャラン大学の農業ハウスにおいて、新たに開発したITグリーンハウスの進化版を導入します。これにより、高温多湿な環境でもイチゴの栽培ができる環境を整えます。具体的には、高度な冷却技術と光環境の調整を行い、イチゴが育つための最適な条件を提供します。加えて、閉鎖型の苗生産システムを活用し、高品質な苗の栽培に着手します。

東南アジア市場へのアプローチ


この研究を通じて、ジャパンプレミアムベジタブルはインドネシアを皮切りに、他の東南アジア諸国においてもイチゴ需要に応えられる栽培技術を確立することを目指しています。プロジェクトの成果が出た後には、実証された技術をもとにした社会実装へと進む予定です。

持続可能な農業の未来


ジャパンプレミアムベジタブル株式会社は、日本の先進的な農業技術と工業技術を融合させ、厳しい環境にも対応できる技術を世界に普及させることをミッションとしています。地球温暖化の影響を受ける中でも、安全で美味しい日本の野菜が地球上のあらゆる地域で育てられる暗い志を抱いています。

パジャジャラン大学について


このプロジェクトに協力するパジャジャラン大学は、インドネシア西ジャワ州バンドンに位置する国立大学で、1957年の創立以来、現在17の学部を有する教育機関として発展を続けています。注目すべきは、同大学が2013年以降、入試の志願者数や合格点でトップの成績を残していることです。また、2019年のQS世界大学ランキングではインドネシアで4位にランクされるなど、国際的にも評価されています。

さらなる情報


ジャパンプレミアムベジタブル株式会社の代表である遠藤健次氏は、今後の展望について、「インドネシアのイチゴ栽培の確立が成功すれば、他のアジア諸国にも展開できるモデルが構築される」と語っています。集められた知見を活かして、持続可能な農業を実現するためのさらなる努力を続けていくことでしょう。

会社情報

会社名
ジャパンプレミアムベジタブル株式会社
住所
沖縄県那覇市金城4-1-1レジデンスタカラ 501
電話番号
090-9318-5062

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。