神様の祈祷で生まれた福岡八女の新しいカフェ「カミカケ茶屋」

新たにオープンする「カミカケ茶屋」

福岡県八女市に位置する福島八幡宮内に、2025年1月11日(土)に新たなカフェ「カミカケ茶屋」が誕生します。このカフェは、神さまに祈祷された食材を使用した料理やスイーツを提供することで、お参りの後のひとときをゆったりと過ごせる場所を提供することを目指しています。

神社の文化を体感できる場所

「カミカケ茶屋」の誕生は、神社の賑わいを取り戻し、福島八幡宮を訪れるすべての人々に八女の食文化を体験してもらうための新たな試みです。カフェでは、地域の特産品や神社にまつわる伝統的な食材を使用し、全ての料理は神職によって祈祷されています。これにより、神様からのご加護を得た縁起の良い料理が楽しめます。

祈りが込められた料理メニュー

さまざまなメニューが用意されており、その一例として「かみさまのごはん」（2750円）があります。これは、俵型の三種類のおむすびと鯛出汁のスープ、鯛の鱗揚げなど豊富なアイテムで構成されており、五穀豊穣をイメージした見た目にもこだわっています。他にも、八女野菜を使用したサラダや濃厚な抹茶クレームブリュレなども楽しむことができます。

高評価のデザート

特に注目されるのが、「御朱印ティラミス」（1100円）で、福島八幡宮の御朱印を再現したおしゃれなデザートです。また、「お清めアイス」（1100円）など、神社のテーマを盛り込んだユニークなアイスクリームも人気を博しています。どの料理やスイーツにも神聖さが息づいています。

経営改革から生まれたカフェ

カミカケ代表の吉開雄基氏は、福島八幡宮の宮司として神社の経営難に直面しました。彼は、御朱印やSNSを活用し神社を広く知ってもらう努力を重ね、その後の大ヒットを果たしました。そして新型コロナウイルスの影響で制約を受ける中でも、オンラインの祈祷サービスや通販サイトの立ち上げを行い、人々に神社からの愛を届ける新たな試みを行ってきました。

今後は「カミカケ茶屋」を通じて、地域の交流の場を確保し、神社の文化をより多くの人々に伝える活動を進めていくと語ります。「カミカケ茶屋」は単なる飲食店ではなく、福岡八女市の観光案内所のような存在になり、訪れる人々にとって特別な体験を提供することでしょう。