山崎タクマ個展
2026-01-27 12:40:24
物質調律家・山崎タクマが渋谷で新作個展を開催
物質調律家でインダストリアル・プロダクトデザイナーの山崎タクマ氏が、2026年2月に東京都渋谷で新しい個展を開催します。この個展では、彼のアートプロジェクト《PromPlant(R)》から、新作《PromPlant(R) HeartBeat_Fumi Hashimoto_2026》が発表される予定です。
このプロジェクトは、生成AIを利用して新たな植物の姿を探求するアート作品であり、特に2023年から始まった取り組みの一環として注目を集めています。プロジェクトの内容は、山崎氏がこれまで出会ったことのない植物の形態を可視化することに焦点を当てています。彼の活動は今治の老舗タオルメーカー、渡辺パイル織物株式会社とのコラボレーションに繋がり、表現手法やその展開のあり方を再考する試みとなっています。
《PromPlant(R) HeartBeat》シリーズは、2025年にニューヨークで発表された作品であり、山崎氏自身の心臓の音を元に生成した植物の姿が特徴です。これに続く新作《PromPlant(R) HeartBeat_Fumi Hashimoto_2026》では、他者の心臓音を基にした制作が行われています。これは、2025年に彼の作品を見た一人の方からの依頼がきっかけとなりました。その方はがんを患い、日々の身体の変化や痛みと向き合いながら、命の大切さを考えている中で、心音を用いた植物の生成に深い感銘を受けたとのことです。これが山崎氏にとって、大きな影響を与え、他者の心臓音を作品に取り入れる契機となりました。
本展のタイトルは「WORKWORKWORK(ワークワークワーク)」。この名称には、作品(WORK)、仕事(WORK)、ワクワク(WORK)という三つの意味が込められています。山崎氏自身が制作を日常生活に根ざした哲学的な延長と捉えており、「楽しむこと」の重要性を、子供の誕生を通して再確認したことが展示タイトルにも反映されています。
個展では、来場者が作品をただ見るだけでなく、椅子やテーブルを設けて座ったり、考えたり、会話しながら自然に仕事を楽しむ空間が設計されています。また、展示中はシャンパンと軽食が提供され、来場者がリラックスできる環境が整えられています。山崎氏は、「他者を緊張させるのは二流のやることだ」と言及しており、権威を主張する場を避け、誰もが安心して考え、交流できるスペースを作ることを大切にしています。
特に注目すべきは、展示後に作品が、心臓音の提供者に返される予定であることです。このアプローチは、物質と感情の結びつきを視覚化し、心臓音を通じて確かに存在する生命の鼓動を作品に表現しています。
作品の概要
本展には、山崎氏の過去の代表作も展示される予定です。たとえば、養豚場や屠畜場のリサーチをもとにした《Bio-Vide》では、物質感と生命感の境界を問い直しています。また、全盲の方とのワークショップから生まれた《Sound of Drawing》は、音を聴くための日常的な文具のあり方を提案しています。これらの作品を通じて、山崎氏は生命の尊さと物質との関係性を扱い続けています。
終わりに
山崎タクマ氏の個展は、単なるアート展示にとどまらず、来場者が作品と向き合い、交流する中で新たな発見を促す場を提供します。開催日は2026年2月7日から8日まで、渋谷での開催を予定しています。このユニークな体験を通じて、アートがどのように人々の心に触れるのかを感じてみてはいかがでしょうか?
会社情報
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TAKUMA YAMAZAKI DESIGN 合同会社
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