メディアウェイブが開発する新たなAI搭載ビジネス電話システム
メディアウェイブシステムズ株式会社(本社:石川県金沢市)は、店舗や中小規模オフィス向けに新しく「AI搭載ビジネス電話システム(仮称)」を開発しました。この製品は、同社が長年にわたり技術を蓄積してきたIP-PBXシステムを基盤にしており、特にエッジコンピューティングを推進しています。
エッジAI機能の概要
この新システムの大きな特徴は、AI機能を內部処理する「エッジAI機能」の導入です。これにより、通話の音声認識や通話要約の自動生成などが可能となり、通話内容や相手に基づいた履歴の検索が容易になります。この機能により、業務の効率化が進み、カスタマーサービスの質の向上も見込まれます。また、データは本体に保管されるため、クラウドサービスへの依存がなく、セキュリティも強化されます。
NAS型ハードウェアの採用
本システムでは、株式会社アイ・オー・データ機器(同じく石川県金沢市)のUbuntu搭載NAS型デバイスが採用されます。このデバイスにより、電話帳や通話記録などの重要なデータが内部で安全に保管され、外部へ情報が漏れるリスクを大幅に低減できます。また、24時間365日の稼働が可能で、リアルタイムOS搭載による優れた性能と、10年間の長期セキュリティ更新といった高い機能を提供します。
インテグレーション支援サービス
さらに、メディアウェイブは、システムやソフトウェアビジネスを展開している企業向けに、アイ・オー・データ機器のNAS型デバイスを活用したアプライアンス及びIoT製品の開発支援サービスも展開します。新しいアプライアンス製品は、オープンソースを活用し、多種多様なアプリケーションとのインテグレーションが可能で、ハードウェア保守とソフトウェア保守による高い信頼性を提供します。
メディアウェイブの理念
メディアウェイブは、2002年から通信システムの開発に取り組んできました。従来の電話機能に加え、多様なニーズに応えるためのサービスを提供し続けています。この新たなAI搭載ビジネス電話システムは、その集中した取り組みの成果として生まれました。
会社情報
メディアウェイブシステムズの本社は、石川県金沢市に位置し、代表者は中島英子氏です。1999年に設立されたこの企業は、システムの開発や通信サービスの提供に注力しており、今後の展開にも大いに期待が寄せられています。公式サイトは
メディアウェイブ公式サイト です。
今回の新システムは、新しいビジネス環境に対応するための大きな一歩となることが予想されます。