ヨーゼフ・ボイス生誕100年記念フォーラム
2021年11月6日、長野県茅野市にある『対話と創造の森』で、ドイツの著名な芸術家、ヨーゼフ・ボイスの生誕100年を祝うフォーラムが行われます。ヨーゼフ・ボイスは「社会彫刻」という理念を提唱し、自然環境と社会の関係性をテーマにした活動を展開してきました。ボイスは21世紀に入った今、彼の理念が新たな形で受け入れられると予見していました。これは、現代の社会が直面する気候変動や社会的格差、また新型コロナウイルスなどの問題と深く関わっています。
本フォーラムのテーマである「精神というエネルギー|石・水・森・人」では、人間と自然の繋がりに改めて焦点を当て、これからの未来に向けた解決策を模索します。特に諏訪地域と八ヶ岳は、地理的にも歴史的にも重要な場所です。この地域は、古代の縄文文化の発展に深く関わり、今でもアニミズム的な要素が色濃く残っています。
フォーラムでは、ボイスの理念を現代に適用し、自然や人間のエネルギーの重要性について討論が行われます。この地域の豊かな自然環境がどのように私たちに影響を与えているのかを考える場を提供し、今後どのように地域社会が発展していくべきかを議論します。
フォーラムの開催概要
- - 日時:2021年11月6日(土)10:00-17:00
- - 場所:『対話と創造の森』(長野県茅野市)
- - 配信方法:ライブ配信
- - ゲストスピーカー:
- 石埜三千穂(郷土史研究家)
- 小松隆史(井戸尻考古館館長)
- 竹之内耕(糸魚川市立フォッサマグナミュージアム館長)
- 山川冬樹(アーティスト・パフォーマー)
- 共同ホスト:四方幸子、新野圭二郎
参加者は、事前に登録を行い、オンラインでの参加が推奨されています。特に、ボイスの思想や地域の魅力について知見を深めたり、発信したりするチャンスでもあります。
過去の関連トークイベント
このフォーラムに先立ち、6月から10月にかけて様々なトピックでオンライントークが開催されました。これに参加した専門家やアーティストたちは、地域の歴史や文化を探求し、独自の視点を提供しました。こちらについても、アーカイブ映像が公開されているため、以前の活動を振り返ることが可能です。詳細は
こちらからご覧いただけます。
『対話と創造の森』について
『対話と創造の森』は、自然と対話できる場として、長野県茅野市の八ヶ岳の一部に位置しており、約1600坪の森の中には、アートを通じて地域との交流を深める空間が整備されています。多様なイベントやプログラムを通じて、自然との新たな関係性を育み、アートと地域社会の融合を目指しています。
このフォーラムをきっかけに、より多くの人々が地域の文化やボイスの思想に触れ、理解を深めることが期待されています。