アイセックが行政との連携実績を評価される
経済産業省が発表した「行政との連携実績のあるスタートアップ100選」に、
株式会社アイセックが名を連ねました。このカタログは、行政と連携した優れたスタートアップ企業の取り組みを紹介し、より一層の認知向上と共同事業の推進を目指しています。アイセックは特に、妊産婦向けのメンタルヘルスチェックと健康相談事業が評価され、選出されたというのです。
メンタルヘルスチェックの実績
新潟県の加茂市や佐渡市、さらには福島県の南相馬市において、アイセックはオンラインでの妊産婦向けメンタルヘルスチェックを実施しています。この取り組みでは、従来の紙媒体によるチェックからWEB問診形式に移行し、即時判定を可能にしました。この方法により、妊産婦のストレスやうつ症状を迅速に把握できることが期待されています。
特に、ハイリスクと判定された妊産婦は、すぐにオンラインで精神科医とつながり、効果的な相談支援を受けることができます。これにより、早期発見・早期介入が実現し、実際に危機的な状況にあった妊産婦が適切なサポートを受けられた事例も見られました。
伴走型相談支援の重要性
アイセックの事業は、妊娠届や妊娠8か月、産後1か月のタイミングで面談を行い、今後のサポートにつなげる「伴走型相談支援」にも適応可能です。ハイリスク者への個別フォローや医療機関への受療支援を通じて、妊産婦が安心して出産や育児を行える環境づくりをサポートしています。また、経済的支援の申込も一体で行うことができ、妊産婦が自宅にいながら安心してサポートが受けられる仕組みが整っています。
アイセックの背景と今後の展望
アイセックは2019年、新潟県の健康寿命の延伸を目指して設立された企業であり、新潟大学と連携して様々な健康関連事業に取り組んでいます。特に、健康医療ビッグデータの分析を活用し、地域に密着した健康相談や支援を展開中です。今後は、この妊産婦支援の取り組みを他の自治体とも共有し、さらなる発展を目指すためのコンソーシアムを組成する予定です。
アイセックは、今後も妊産婦やその家族向けの健康支援事業を強化し、地域貢献を果たしていく意向を示しています。詳細については公式サイトやお問い合わせ先で確認することができ、興味を持っている方々への情報提供も行っています。
本事業に関する問い合わせは、アイセックの公式サイト(
https://iseq.co.jp/)をご覧ください。