訪問看護アワード
2023-04-06 10:00:02
訪問看護の魅力を伝える「みんなの訪問看護アワード」開催の報告
訪問看護の魅力を伝える「みんなの訪問看護アワード」開催の報告
「みんなの訪問看護アワード ~つたえたい訪問看護の話」の第1回が開催され、全国から多くの訪問看護師が集結しました。これは訪問看護の現場での様々なエピソードを募集し、その魅力を広めることを目的としたイベントです。
アワードの目的と概要
訪問看護の現場には多くのドラマがありますが、訪問看護師が一人で利用者の自宅を訪れることが多いため、その物語が外に出にくい現状があります。そこで、NsPace(ナースペース)は、訪問看護に関わる方々からのエピソードを募集し、それを広める場を提供することにしました。このアワードでは、400文字以内でつたえたいエピソードを応募し、見事受賞した作品が表彰される仕組みです。
募集期間は2022年12月9日から2023年2月10日までで、大賞には10万円分のグルメカードまたは旅行券、入賞には1万円分の図書カードが贈られるなど、魅力的な特典が用意されていました。表彰式は2023年3月24日に東京・銀座で行われました。
表彰式の様子
表彰式では、審査員の方々から受賞者に対してトロフィーや記念品が授与されました。大賞に輝いたのは、公益社団法人山梨県看護協会 ますほ訪問看護ステーションの石井啓子さん。彼女の受賞作品「七夕の奇跡」は、利用者との心温まるエピソードで、多くの聴衆の感動を呼び起こしました。
石井さんは、訪問した利用者のの鈴木きくよさんが、最後の文字である「ありがとうございます」と書いたことが、感動的な瞬間であり、宝物のような経験となったと語りました。このエピソードは、訪問看護の大切さや意義を再認識させるもので、審査員の佐藤美穂子さんも「本当に奇跡だと思います」と称賛しました。
特別トークセッション
表彰式の後には特別トークセッションが開催され、エピソードの背景や訪問看護の魅力について熱い意見が交わされました。各地で活動する訪問看護師たちが、自らの体験を語り合い、訪問看護の存在意義を確固たるものにする努力をしています。
懇親会の開催
式典の余韻が残る中、懇親会が行われ、初対面にも関わらず参加者同士があっという間に意気投合。各地の訪問看護の違いや共通点について話し合い、地域を超えた連帯感を感じる場となりました。この交流は、今後の訪問看護の促進に繋がると期待されています。
大賞作品の漫画化と今後の展望
受賞作品の漫画化も進行中で、漫画家の広田奈都美さんが「七夕の奇跡」を題材に作成しています。この漫画は2023年4月18日頃にNsPace上で公開予定です。訪問看護の魅力が、今後も多くの人々に伝わることを願うばかりです。
結論
「みんなの訪問看護アワード」は、訪問看護の実施現場における重要な一歩であり、この取り組みを通じて多くの人に訪問看護の魅力を伝えることができるでしょう。今後も継続的にこのようなイベントが開催されることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
帝人株式会社
- 住所
- 東京都千代田区霞が関3-2-1霞が関コモンゲート西館
- 電話番号
-
03-3506-4529