学生たちの挑戦!企業連携テーマ提案報告会
2026年8月3日、金沢工業大学で行われる「プロジェクトデザインⅡ」の企業連携テーマ提案報告会。このプロジェクトは、学生たちが実社会の課題に挑戦する中で、独創的な提案を通じて新たな価値を創造することを目指しています。
プロジェクトデザインⅡの概要
金沢工業大学では、教育課程の中核に「プロジェクトデザイン教育」を据え、問題解決に向けた探求を重視しています。この2年次の必修科目「プロジェクトデザインⅡ」では、学生たちが企業と連携し、実際の課題に対して調査・分析を行い、提案を練り上げます。
昨年度は、生命・応用バイオ学科が箔座株式会社と共同でテーマに取り組み、企業との意見交換を通じて提案を進化させました。この経験を基に、2026年度にはより多くの学科が参加し、箔座株式会社と株式会社スパーテルの協力の下、計6つの学科が新たな挑戦に乗り出しました。
報告会の見どころ
報告会では、建築学科、建築デザイン学科、情報工学科、知能情報システム学科の学生たちが提案したポスターが発表されます。選考を経た5チームが実際に企業を訪問し、関係者へ向けて構想の詳細をプレゼンテーションします。
建築分野の提案
1.
「人の行動に寄り添う金箔」 では、金箔を利用した建築素材が提案されます。金箔の持つ反射特性を生かし、人々の行動や体験をサポートする空間作りが目指されています。
2.
「金箔の特徴を用いた施設やまちづくり」 では、実際の利用者に新たな金箔の価値を提供する仕組みが紹介されます。観光客と地域住民が交流できる空間を「金箔ストリートファニチャー」と「金箔サウナ」として構想しています。
3.
「おちつく、金箔。」では、金箔の特性を生かした「金箔窓」や「金箔照明」を提案し、居住空間での快適性向上を目指します。これらの提案は、伝統技術の新たな需要創出を狙っています。
情報工学分野の提案
午前中には、情報工学科と知能情報システム学科から、次の2つの提案が発表されます。
1.
「飽きをやりがいに変える長期継続モデルの構築」 では、高齢者の運動を楽しく継続できるRPG型アプリ「歩歩~HoHo~」が提案されました。この仕組みによって、運動を義務から楽しみに変えることが目指されています。
2.
「嘘なしで歩数を測るには」 では、身に着けるだけで利用できる「お守り型歩数計」の開発が紹介されます。高齢者が手軽に利用できるこのデバイスは、活動量の把握を容易にします。
企業の評価
発表された提案は、特に高齢者や地域住民に配慮した内容が盛り込まれており、企業からも高く評価されています。RPG型アプリは運動の楽しさを引き出すアイデアとして、またお守り型歩数計は実用性の面で評価されています。このような学生たちの挑戦は、未来の社会に新たな価値をもたらすことでしょう。
まとめ
金沢工業大学の学生たちによる企業連携テーマ提案報告会は、ただの発表の場にとどまらず、地域社会や企業との連携を深める重要な機会となっています。今後の学生たちの成長と、発表内容の社会実装に期待が寄せられます。