新しい支援の形
2021-09-30 09:00:05
音声配信とクラウドファンディングの新たな挑戦で116万円を達成
新たな農家支援の形——音声配信とクラウドファンディングのコラボレーション
2021年6月、山口県宇部市のトマト農家、三浦農園の三浦氏が行ったクラウドファンディングプロジェクトが話題を呼びました。彼の目指すのは、ハウスの増設と全国へのこだわりトマトの普及です。そんなプロジェクトは、IT農人という農家支援組織の支援を受け、多くの賛同者を集めて実現しました。総額116万円を集めたこのプロジェクトの裏側には、音声配信サービスを活用した新しいアプローチがありました。
● クラウドファンディングの背景
三浦氏は、自身の農園で育てたトマトの素晴らしさを、特に子供たちにも味わってもらいたいと考えております。彼のトマトはその味わいから非常に人気があり、地域内では常に品薄状態が続いています。そんな中、IT農人がサポートを手掛けたことで、彼の理念を具現化するための資金調達が成功したのです。特に注目すべきは、IT農人が独自のクラウドファンディングサイトを立ち上げた点です。一般的なプラットフォームを使わずに実施したことで、手数料を抑え、より多くの資金を農家へ届けることができました。
● 音声配信サービスの活用
集客を補うために特色ある手法を採ったのは、音声配信サービス「stand.fm」の利用です。IT農人のメンバーたちは、普段から情報を発信し続け、聴衆との信頼関係を築いていました。このため音声配信によるプロモーションが奏功し、クラウドファンディングに対する支援が集まりました。音声配信は人との距離を縮める特徴があり、このプロジェクトの支援の輪が広がる一因ともなったのです。
● 書籍の世に出る
「音声配信サービス×クラウドファンディング」のノウハウをまとめたKindle書籍もリリースされる予定です。目次には、成功するために必要な力を解説した章が並び、トマト農家での実際の取り組みも紹介されています。特に「プロセスエコノミー」や出資者参加型のリターンが用意され、出資者自体もその過程に参加できる形が新鮮です。この他にも、現在制作中の「トマト絵本」の情報がこちらから公開されており、読者の興味を引いています。
● キャンペーンの告知
2021年10月10日からの5日間、特定のトマトの日キャンペーンが実施され、書籍が無料配信される予定です。また、LINEオープンチャットを通じて先行して一部を体験することもできるとあって、さらに多くの人を引き付けることでしょう。
● 著者紹介
著名なメンバーたちがその背景にはいます。甲斐雄一郎氏は、農業とITの融合に取り組むなど、グローバルな経験を持つプロフェッショナルです。その他にも、三宅恭介氏や保屋野光繁氏など、各分野での実績があるメンバーが集結しており、信頼性は高いと言えるでしょう。
このプロジェクトは、音声配信の力を使った新しい農家支援の形を示しています。これを機に、独自のクラウドファンディングがどのように成長していくのか、今後に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社農情人
- 住所
- 千葉県船橋市飯山満町3丁目1520―6ライオンズガーデン薬園台611号室
- 電話番号
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090-1807-8083