奈良県名物「湧き水のキハダコーラ」に注目
奈良県で新たに誕生した「湧き水のキハダコーラ」は、1300年以上続く伝統薬「陀羅尼助」をモチーフにしたユニークなクラフトコーラです。この特別な飲み物は、陀羅尼助の主要成分であるオウバクをキハダの実に置き換え、薬草の魅力を引き出したものです。
開発の背景
「湧き水のキハダコーラ」の開発は、奈良県の農業生産法人「有限会社ポニーの里ファーム」によるものです。同社は2016年から陀羅尼助の原料であるオウバクが採取できるキハダの取り組みを始め、その廃棄されていた部分を有効利用する方法を模索してきました。木工製品や葉を茶にするなどの取り組みにより、地域の資源を無駄なく活用する「Re;KIHADA」ブランドを設立しました。
2021年3月、この会社はキハダの未利用部位である果実を用いて、地域の特色を盛り込んだクラフトコーラを開発しました。コーラは多様なスパイスや柑橘類が使われるため、キハダの実と絶妙な組み合わせが期待されました。
商品の特徴
「湧き水のキハダコーラ」には、次のような特徴があります。オウバクをキハダの実に置き換え、食品にも使用できるガジュツ(紫ウコン)をブレンド。これにより、ほのかな苦味とさわやかな柑橘系の香り、スパイシーでエネルギッシュな味わいが生まれました。大人向けの風味が特徴で、特別なひとときを提供します。
飲み方の提案
このクラフトコーラの楽しみ方は多様です。まずはグラスに本品を大さじ2杯(約30ml)入れ、冷たい炭酸水を200mlゆっくり注ぐと、美味しいコーラの完成です。約8杯分が楽しめます。また、本品をビールに加えることで、ビアカクテルのような新しい風味が楽しめます。他にもコーラハイボールや、ホットミルク割りでチャイ風にすることも可能です。
商品詳細
- - 商品名:湧き水のキハダコーラ
- - 内容量:250ml
- - 定価:1,500円(税込)
- - 原材料:てんさい糖、レモン、かぼす、カルダモン、クローブ、シナモン、オールスパイス、ジンジャー、紫ウコン、キハダの実
- - 賞味期限:製造日より1年
- - 保存方法:直射日光、高温多湿を避けて保存
- - 販売者:有限会社ポニーの里ファーム
- - 製造者:清栄薬品株式会社
陀羅尼助について
陀羅尼助は、1300年以上にわたって受け継がれてきた和漢薬の一つで、役行者が疫病に苦しむ人々を救うために生み出したと言われています。この伝統的な薬は、オウバク、ガジュツ、ゲンノショウコの3種の生薬が用いられ、胃腸薬として親しまれています。奈良県の人々によってその製法が守られ、今も多くの人に支持されています。
ポニーの里ファームの取り組み
「有限会社ポニーの里ファーム」は、2006年に設立されて以来、奈良県高市郡高取町で薬草の6次産業化を推進し、地域の農業と福祉の活性化に貢献しています。障がい者も参加する農作業や加工の現場を持ち、地域に密着した活動を展開しています。
まとめ
「湧き水のキハダコーラ」は、奈良県の伝統と地元の資源を活かした特別なクラフトコーラです。新しい味わいとともに、歴史ある陀羅尼助の物語を体験できるこの飲み物を、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
販売先
- - 銭谷小角堂: 奈良県吉野郡天川村洞川254-1
- - 吉野勝造商店: 奈良県吉野郡天川村洞川51
- - 有限会社ポニーの里ファームネットショップ: 公式サイト