Roland新本社完成
2025-11-28 14:05:53
新本社「Roland Inspiration Hub」が完成し、浜松から音楽の未来へ発信
ローランド新本社「Roland Inspiration Hub」が完成
2025年11月27日、ローランド株式会社は新本社「Roland Inspiration Hub」の竣工式を執り行った。この新しい社屋は、静岡県浜松市に位置し、製品とサービスのイノベーションを推進するために建設された。
新社屋完成の背景
新本社の建設は、浜松エリアに点在していた複数の事業所の機能を一元化し、社員同士のクリエイティビティを高めることを目的としている。「Roland Inspiration Hub」という名称は、社員の多様なスキルや文化、視点が融合し、クリエイティブな発想が豊かに交わる空間を表している。
主な特長
新社屋の設計には、社員の働きやすさとコミュニケーションを重視した工夫が凝らされている。特徴的なのは、「ローランド・アリーナ」と名付けられた14mの天井を持つ広い吹き抜けの空間だ。このエリアは、社内イベントやセミナーの開催が可能で、社員が集まりやすい場所として機能する。
さらに「ローランド・サーキット」という回廊も設けられ、各階の部門を結びつけて偶発的なコミュニケーションを促進。多くの創造的なアイデアがここから生まれることを期待されている。
また、「ローランド・エクスペリエンス・ギャラリー」では、来訪者に新技術や製品を紹介し、ローランドの未来を伝える役割を果たす。
設備の工夫
オフィスエリアは、約600名の社員のうち3分の2が開発担当者であることから、彼らが快適に働けるように最適化されている。オープンな空間にすることで、プロジェクトに応じたレイアウト変更も容易になるようにデザインされている。これにより、社員同士が顔を見ながら協力しやすくなり、より良い製品開発が実現されるだろう。
新本社の概要
新社屋は鉄骨構造で地上3階建て、敷地面積は19,793m²、建築面積は7,694m²、延床面積は20,038m²となっている。また、総投資額は約75億円であり、2024年10月1日に着工、2025年10月31日に完成した。
代表者のコメント
ローランド株式会社のCEO、蓑輪雅弘は、「新本社は、全国及び海外の社員が創造力を発揮するための拠点です。今後も音楽とテクノロジーの融合を進め、次世代の音楽体験を世界に発信していきます」と述べている。
今後の展望
新本社の本格稼働は2026年3月2日に予定されており、今後の活動が楽しみである。音楽の未来を創造するこの拠点から、ローランドがどのような新しい価値を生み出していくのか、期待が高まる。
会社情報
ローランド株式会社は1972年に創業し、デジタルピアノ、シンセサイザー、電子ドラムなどの電子楽器を開発・製造している。最高の音を追及し、革新的な商品を常に生み出す姿勢は、今後も変わらない。公式ウェブサイトもぜひ訪れていただき、新しい製品情報をチェックしてほしい。
会社情報
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ローランド株式会社
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