給電拠点設置で医療支援
2026-09-15 11:05:25
富士ロジテック、災害時に地域医療をサポートする給電拠点を設置
富士ロジテック、地域医療支援への取り組み
株式会社富士ロジテックホールディングスは、静岡県内において非常時の電源確保を目的とする給電拠点を設置しました。これにより、災害時に苦しむ在宅患者への電力供給を行うことができるようになります。
電源ドナー協会への加盟
同社は一般社団法人電源ドナー協会に加盟し、三島市、静岡市、浜松市に設けた3つの倉庫を電源拠点として登録しました。これらの倉庫では、電動フォークリフトのバッテリーから交流100Vの電力を取り出し、人工呼吸器などの医療機器を使用する在宅患者への給電を行います。
災害時の電源喪失とその影響
在宅患者の中で、特に電源が必要不可欠な方々がいます。全国に17万人以上の方が在宅で酸素療法を受けており、その中には「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」患者も含まれます。静岡県内には約250名のALS患者が居住しており、その中の約30%が日常的に人工呼吸器を使用しています。災害時には電源供給が限られるため、自宅に備えられる発電機やポータブルバッテリーには稼働時間に制限があります。
物流倉庫の役割
富士ロジテックは、物流業務を生活を支える社会基盤として位置づけています。市街地にある倉庫が有事の際に電源拠点として機能し、地域社会に貢献することを目指しています。特に、日常的に重い物を運ぶため電動フォークリフトは大容量のバッテリーを備えており、これにより災害時に電源を提供できる体制を整えています。
利用手順と拠点の詳細
給電を希望する方は事前に拠点に連絡し、受け入れ可能な場合に限り電源を供給します。トライアルとして各倉庫では、防災備蓄品として保持していたインバータを活用し、浜松ロジスティクスセンターでは新たに設備を導入しました。また、利用者はポータブルバッテリーを持参し、拠点内で充電して持ち帰る流れを想定しています。
地域との連携
電源ドナー協会の菊竹玉記代表理事は、富士ロジテックが近隣に位置することで地域の患者に安心感を提供できるとして、同社の参加を高く評価しています。この協会は、災害時に電源を必要とする人々に対して物流倉庫が持つ設備を結びつけるネットワークづくりを目指しています。
企業姿勢
富士ロジテックの執行役員である曽根篤氏は、発電機やポータブル電源では長期間の停電への対応が不安視されているとの声に応え、地域社会の支えとなるべく活動を進める決意を述べています。企業としての新たな社会貢献を果たすため、災害訓練を通じて給電時のシミュレーションも行う予定です。
事業背景
富士ロジテックホールディングスは、1918年に創業し、倉庫業を核とする総合物流会社として成長してきました。広範囲なネットワークを持ち、医薬品や食品など多様な商品を取り扱っています。荷物の保管にとどまらず、サプライチェーン全体の最適化を行い、搬送、保管、管理すべての面で顧客に応じた提案を行っています。
結論
富士ロジテックの取り組みは、災害時における医療的ケアが必要な方々の命をつなぐ重要な一歩であり、地域との共助の在り方を新たに示しています。今後もこうした支援活動が広がり、誰もが安心して暮らせる社会の構築に寄与することが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社富士ロジテックホールディングス
- 住所
- 電話番号
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